コンビニエンスストア大手「ファミリーマート」と県立大が共同開発した弁当など6種類の商品が完成し、18日から販売される。大学生の視点を生かし、熊本の食材や食文化、栄養バランスにこだわった商品構成となっている。
ファミリーマートと県立大の学生が共同開発した弁当やパスタ、パン、おにぎりなどの商品6種類=県庁
同社と県が2010年に締結した「地域活性化包括連携協定」に基づき、県立大環境共生学部食健康科学科の学生48人がマーケティング調査の分析やコンセプトづくりから関わった。
「まごころづつみ弁当」(430円)は、きのこご飯やひじき煮などで栄養バランスを考慮。「赤鶏と辛子風味れんこんの和風パスタ」(430円)は、県産赤鶏の炭火焼きとレンコンを味のアクセントにした。ほかはパンや菓子、おにぎりなど。11月14日まで九州の740店舗で販売する。
11日は県庁で記者会見し、同社は「女子学生ならではの感性で、彩り豊かな商品に仕上がった」と評価。開発に携わった県立大4年生の西美紀さんと池崎瑠衣子さんは「栄養バランスにこだわった。ぜひ高齢者に買ってほしい」とPRした。(福井一基)
「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun