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'11/10/12

折り鶴94万羽、再生ノートに


 広島市は11日、国内外から届く大量の折り鶴の活用策を議論する有識者委員会(北川建次委員長)の第2回会合を開いた。折り鶴を再生紙にして平和学習のノートを作るなど三つのアイデアを近く試行することを決めた。

 ノートへの再生は古紙の卸売業者団体「中国地区製紙原料直納商工組合」が提案。約94万羽分を使い、8万冊を作成する。広島県内の小学校に配る予定だ。

 このほか、全日本空輸は最新鋭機ボーイング787が広島空港(三原市)に初飛来する11月1日、3万〜5万羽をボードに張り付けて歓迎の言葉を浮かび上がらせ出迎えることを提案。採用された。

 残る一つは広島テレビの提案で、平和の願いなどを込めた1文字を募集する企画でチラシなどに再生する。

 今回試行する3案は市に寄せられた203件の中から選ばれた。市が折り鶴を提供し、各提案者が実施する。




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