
「SHIBUYA@FUTURE」(東京都渋谷区)は、渋谷の街で行われている各種のライブイベント、映画などのエンターテインメント情報を、オリジナルサイトを通じて発信しているインターネットカフェである。ベトナムやカナダなど世界各国のコーヒーを楽しめるカフェスペースと、ワイヤレスで光ファイバーと結ばれたインターネット席を融合。また、話題の映画やミュージシャンにスポットを当てたタイムリーなイベントや、「au」携帯電話による新サービスなどを、オリジナルサイトと連携して展開している。単に“インターネットができるカフェ”とは大きく異なる、オープンカフェ型のサイバースペースとして、流行に敏感な生活者の支持を集めつつある。
光ケーブルと常時接続のブロードバンド環境で、最新の映像と情報を提供するSHIBUYA@FUTUREのITインフラは、「Express5800 インターネットアプライアンスサーバ」を二重化したシステムを核に構成されている。24時間止めることのできないインターネット環境では、サーバの冗長性、およびクライアントのセキュリティ面を考慮して、システム構成を詳細に詰め、約3ヶ月という短期間で構築された。また、Cafeというシステム管理者不在の環境でも安心して運用ができるように、Express5800/FirewallServerをはじめ全サーバを対象に、NECフィールディングが運用監視サービスを24時間体制で提供している。また、システムの設定変更などの遠隔監視については、NECソフトがサポートしており、安心のインターネット環境が実現されている。
東京、およびアジア地域のミュージックシーンの中心である渋谷という立地を活かし、広告媒体としてのネットカフェの可能性を幅広く追求し、アジアの主要都市とストリーミング映像をやりとりする計画などにも近く着手される。「SHIBUYA@FUTURE」の企画およびコンセプト設計を担当され、統合的なコミュニケーション戦略を推進する役割を担う株式会社電通様、およびSHIBUYA@FUTURE事務局様に、お話をうかがった。
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▲「SHIBUYA@FUTURE」内には、ワイヤレスで光ファイバーと結ばれた計22台のパソコンが設置されている。「デザイン」「セッティング(設置)」「オペレーション(操作)」「エコロジー(環境)」に十分な配慮がなされ、近未来型インターネットカフェの空間にもピッタリとはまる、VALUESTAR NX「simplem(シンプレム)」である。ドリンクを購入されたお客様は、無料でインターネットを楽しむことができる。
▲「SHIBUYA@FUTURE」の、ITインフラの心臓部ともいえる部分。MailWebServer、LoadBalancer、CacheServer、FireWallServerなど、薄型ラックマウントタイプの「Express5800 インターネットアプライアンスサーバ」が、ラック内に整然と並ぶ。
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