ヒアアフター

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この映画が本国で封切られて1年。去年の秋から楽しみにしていました。2月から日本で封切られたものの「311」により上映中止に・・・。

最初の津波のシーンが本格的なのは、プロデューサーにスピルバーグがいるからでしょうか。とにかく見ていて溺れます。「311」で本物の大津波を見てしまった日本人にとっては、CGと分かっていながらも、特別な感情を持ってしまいます。


この映画が紹介される時、「オカルト」とか「死後の世界」などという言葉が使われていますが、全くそういう映画ではありません。「死後の世界」も出てこないし、「亡くなった人が何かを話すシーン」もありません。全部、この世に生きている人の話だけ。なんか変に誤解されてる気がします。ただ、どういう着地点に落ち着くのか不安な展開の映画でした。もうちょっと違う感じのラストシーンでも良かったかも・・・。

「どう死ぬか」と「どう生きるか」が深く繋がることを考えると、不慮の事故で突然に命を絶たれた場合、本人はもとより周りの人は「後悔」や「贖罪」の念に強く駆られます。この世に残された人が、これからどうやって自分の生を全うしていくか。自分が「どう生きるか」を問いかける映画です。2作前の『グラン・トリノ』はまさに「どう生き、どう死ぬか」という映画でしたね。

スマトラ沖地震の津波やロンドン地下鉄爆弾テロなど事件や事故を上手に織り交ぜながら、品よく仕上がった映画です。


<追記>
掲載していた劇中のCGの津波の画像を見て不快だというコメントを頂いたので、画像は削除しました。



<今日の子役>
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この子達が素晴らしかった。

2011年10月10日 観る トラックバック:0 コメント:3

わざわざ津波の画像を掲載するのはなぜなのでしょうね?

フラッシュバック等で苦しむ人もいるのではないでしょうか?

僕は被害者ではないですし、身内にも被害がなかったのでなんとも感じませんが。

常識的に考えて、津波の画像をピックアップする必要はないのではないでしょうか?

2011年10月11日 秋霜烈日 URL 編集

それに、津波がなければ、原発も無事だったでしょうから、そういう意味で、一日本人としては、とても不快に思います。

そうした年にわざわざこういう形でこういう津波を強調する必要性、ないと思います。

もうこのブログもみたくありませんね。

2011年10月11日 秋霜烈日 URL 編集

写真載せただけじゃん。

2011年10月12日 URL 編集












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