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2011年10月11日(火) 19:20 |
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殺害場所は駐車場ではなく倉庫内
岡山市北区で派遣社員の加藤みささんが殺害された事件の続報です。 逮捕された元同僚の住田容疑者が、加藤さんを殺害した場所はこれまで供述していた駐車場ではなく、2人が勤務していたIT関連会社の倉庫内であったことが明らかになりました。 また住田容疑者は、最初から加藤さんを狙っていたという内容の供述をしていることがわかりました。
元同僚の加藤みささん(27歳)を殺したとして、逮捕された住田紘一容疑者(29歳)は当初、2人が勤めていた岡山市北区のIT関連会社の駐車場に停めていた自分の車の中で、加藤さんを刃物で刺し殺したと供述していましたが、その後の調べで実際には、会社の敷地内にある倉庫の中で、犯行に及んでいたことが明らかとなりました。 倉庫の床には血の跡が残っていて、警察では住田容疑者が加藤さんを殺害した後、血を雑巾やモップのようなもので拭き取ったのではないかとみています。 また、倉庫の中のものが動いているなど、争った形跡が残っていたことも明らかになりました。 会社の防犯カメラには6時過ぎに会社を出る加藤さんが写っており、その後、住田容疑者と倉庫のある方向に向かう姿が残されていました。 また、犯行が行われたとみられるおよそ1時間後に、住田容疑者の車がバックで倉庫に近づく様子と、出ていく様子が写っていたということです。 住田容疑者は、これまでの調べに対し「遺体を自分の車のトランクに入れて運んだ。ガレージで遺体を切断して袋に入れ、大和川やゴミ置き場など大阪府内4か所に捨てた」などと供述しています。 また警察は、住田容疑者が遺体を切断したとみられる大阪市内のガレージは、犯行の翌日となる今月1日に住田容疑者が契約し借りていたことも明らかにしました。 住田容疑者から押収した携帯電話には、加藤さんとの通話記録やメールのやり取りはなく、警察では2人は親しい間柄ではなく、顔見知り程度だったとみています。 また住田容疑者は、最初から加藤さんを狙っていたという内容の供述をしていることから、警察が犯行の動機などについて更に厳しく追求しています。 また警察は11日も大阪市の大和川で遺体の捜索を行いましたが、何も発見されなかったということです。
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