北電やらせ 泊原発の道主催シンポでも想定問答集 地域住民が依頼受け賛成意見
(10/12 11:20)
北海道電力泊原発(後志管内泊村)3号機のプルサーマル計画に関する2008年10月の道主催シンポジウムで、北電社員が地域住民に想定問答を渡して賛成意見の表明を要請していたことが11日、分かった。住民はシンポで想定問答を参考に賛成意見を述べていた。同社の第三者委員会は既にこの事実を把握しており、道主催シンポでも住民を巻き込んだ「やらせ」があったとして追及する。一連の問題では経済産業省の第三者委員会が、08年の国主催シンポで北電が想定問答を使って住民に賛成意見の表明を依頼した事実を指摘。道主催のシンポでも同じ手法を行っていたことで、北電の周到な世論工作があらためて浮き彫りになった。
<北海道新聞10月12日朝刊掲載>
<
前の記事
|
次の記事
>
【関連記事】
- 【道内】全道の「聴く会」賛成工作か 泊原発3号機建設 北電、社員の聞き取り調査に着手 (09/16)
- 【道内】北電「聴く会」 全道で賛成工作か (09/15)
- 【道内】北電、賛成依頼認める 泊原発3号機建設 00年「聴く会」住民20人に (09/14)
- 【道内】北電、社員の聴取開始 00年の聴く会 賛成工作めぐり (09/13)
- 【政治】「意見聴く会」で賛成依頼 知事、北電の対応批判 (09/14)
道内記事一覧
12日
- 北電やらせ 泊原発の道主催シンポでも想定問答集 地域住民が依頼受け賛成意見 (11:20)
- 釧路政調費訴訟 判決は12月8日 控訴審が結審 (11:00)
- 道警本部長に園田氏 (09:24)
- クマ対策を自治体に要請 道、侵入経路に爆竹など (09:49)
- アッケシソウ群生地縮小 東農大が能取湖で現地調査
(05:30)
- 幌延深地層研説明会も やらせ有無調査を 地元酪農家ら国に要請 (05:00)
11日
- 衛星「みちびき」実証実験 14日から網走監獄で
(10/11)
- 硫酸と塩酸盗まれる 白老中 (10/11)
10日
- 紋別・渚滑古川で軽油1万リットル流出 (10/10)