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北電やらせ 泊原発の道主催シンポでも想定問答集 地域住民が依頼受け賛成意見

(10/12 11:20)

 北海道電力泊原発(後志管内泊村)3号機のプルサーマル計画に関する2008年10月の道主催シンポジウムで、北電社員が地域住民に想定問答を渡して賛成意見の表明を要請していたことが11日、分かった。住民はシンポで想定問答を参考に賛成意見を述べていた。同社の第三者委員会は既にこの事実を把握しており、道主催シンポでも住民を巻き込んだ「やらせ」があったとして追及する。一連の問題では経済産業省の第三者委員会が、08年の国主催シンポで北電が想定問答を使って住民に賛成意見の表明を依頼した事実を指摘。道主催のシンポでも同じ手法を行っていたことで、北電の周到な世論工作があらためて浮き彫りになった。

<北海道新聞10月12日朝刊掲載>

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