2011年 10月 11日
犯行現場は会社の倉庫
岡山市で27歳の派遣社員の女性が殺害された事件の続報です。逮捕された元同僚の男の供述から犯行現場が2人が勤めていた会社の倉庫だったことが分かりました。この事件では先月30日、大阪市住吉区の無職住田紘一容疑者が岡山市北区の会社で元同僚の加藤みささんを刃物で刺し殺害したとして殺人の疑いで逮捕されました。住田容疑者は逮捕当時、会社の駐車場にとめた車の中で殺したと供述していましたが、その後の調べで犯行現場は会社の倉庫の中と供述していることが分かりました。倉庫には複数の血の跡や拭き取られた跡があったということです。会社の防犯カメラには倉庫の方向に住田容疑者の車が行き来しているのが映っていて警察は住田容疑者が倉庫で加藤さんを殺害後、遺体を車のトランクに入れ、大阪に運んだものとみて調べています。また、警察は11日も住田容疑者が遺体の一部を捨てたと供述した大阪市内の大和川で捜索を行いましたが遺体の発見には至りませんでした。一方、2人の携帯電話に通話やメールのやりとりは確認されておらず、警察では2人の接点や犯行の動機について調べています。

遊具の事故で書類送検
今年5月香川県宇多津町のスーパーに併設された遊園地の遊具から3歳の女の子が転落し大ケガをした事故で、警察は店長ら4人を業務上過失傷害の疑いで高松地方検察庁に書類送検しました。書類送検されたのはマルナカスーパーセンター宇多津店の51歳の男性店長や男性の契約社員2人、それにアルバイト店員のあわせて4人です。この事故は今年5月5日宇多津町のマルナカスーパーセンター宇多津店に併設された遊園地でミニコースターに乗った岡山市の3歳の女の子が転落し、右の腕の骨を折るなど全治約6週間の大けがを負ったものです。警察ではシートベルトの留め具が劣化し、強度が不足していたのに気付かないまま運行させるなど施設の安全点検を十分に行わなかった結果、事故につながったとして管理者である店長ら4人を11日業務上過失傷害の疑いで高松地検に書類送検しました。

コンビニで強盗未遂事件
11日、香川県まんのう町のコンビニエンスストアに刃物のようなものを持った男が押し入り、現金を奪おうとする強盗未遂事件がありました。11日午前3時20分頃、まんのう町のファミリーマート仲南町佐文店に男が押し入り60歳の男性店員に刃物のようなものを突き付け「金を出せ」と脅しました。店員が金を出すふりをして通報ボタンを押し非常ベルが鳴り響いたため男は何もとらずに逃げました。当時、店内には店員1人だけでけがはありませんでした。男は年齢40歳から50歳位、身長170センチ位でフードつきの黒っぽい上下の服に白いマスクを身につけていたということです。警察で強盗未遂事件として逃げた男の行方を追っています。

イノシシ事務所で暴れる
10日深夜善通寺市の中心部にイノシシが出没し、事務所のガラスが割られる被害がありました。10日午後11時50分頃、善通寺市生野町の尽誠学園高校前の道路にイノシシがいるという通報が2件相次ぎました。駆けつけた警察官が近くの香川県土地改良事業団体連合会仲多度支所の敷地で、体長1メートルほどのイノシシが事務所の玄関のガラス2枚を割って中に入っているのを確認しました。警察官8人で捕まえようとしましたが、イノシシは約30分間室内で暴れたあと逃げ出しました。ケガ人はいませんでした。今年4月以降、香川県で街なかにイノシシが出没したのはこれで21件目です。