非活の壮年部が、今の組織についてつづります
こんばんは。
昨日の聖教新聞の寸鉄に以下の文書が掲載されていました。
「魂の独立」から20年。
止まらぬ脱講者「寺信心は幸福になれない」
皆嫌悪
「寺信心」。随分と懐かしい言葉が出てきたので、つい反応してしまいました。
本当は「平和」という事についても、少し掘り下げて考えてみたいと思ったのですが、今回はこの「寺信心」という言葉について、少し記事を書いてみたいと思います。
一般的に創価学会が使う「寺信心」という言葉は、簡単にいうと日顕宗(という言葉は妥当ではありませんが、ここでは便宜的に使用します)側につき、創価学会を裏切り、寺を中心に仏法を利用した坊主の言うとおりの信心をする事です。
また創価学会では日蓮大聖人直結を詠っており、一方の宗門に対しては法主絶対主義の信心だと、未だに言い続けています。
まあこれは永遠の指導者から、過去に本部幹部会で言われた「悪は徹底して攻め抜け!極悪に対すれば極善になる」という指導を根本にしているのかと思います。
そして宗門の大きなイベントが行われる際に、毎回の様に「悲惨な会合」とか「搾取される法華講員」という様な内容の記事を創価新報に掲載したり、また聖教新聞の四面座談会でののしったりと、まあ僕に言わせれば「まだ言い続けているんだ・・・」というほど、二十年以上、続けています。
まあ寺信心というのを、まずは要約すると以下のイメージで創価学会としては言っているはずです。
1)日蓮大聖人と直結するのではなく、法主を介して法主を中心にしている
2)袈裟の権威に従属し、搾取される信仰
3)江戸時代から続く、日本古来の悪しき慣習の信心
4)創価学会を敵視し、広宣流布の邪魔をする
まあ、過去に「地涌からの通信」という、いわゆる怪文書(この発信元については、過去に耳にした事がありますが・・・皆さんの想像はほぼ当たっていると思います)の中でも、日蓮正宗の過去の「暗黒史」を大いに暴き、おかしな人物などを取り上げたりしていましたが、そのイメージがそのまま「寺信心」というものにつながっています。
さてさて、、、では「寺信心」というのは、果たして宗門寺院を中心にした信心の事を単純に言っていいのでしょうか?
僕は本来この言葉が語っていた「根っこ」、つまり根問いをして、その寺信心とは一体何をさしていたのか、もういちど見つめなおす必要があると思っています。
僕の立場は以前の記事にも書きましたが、今から二十年前に起こした「創価ルネサンス」という言葉に代表された時期の信心観、組織観などはかなり良い線を行っていたと考えています。
・昔の慣習にとらわれず
・宗教的権威なんて不要!
・組織の内外の垣根を低くして
・自由闊達に御書や信心を語る
・選挙なんていずれ組織活動からは消えていく
こんな観じでした。
そしてこの「創価ルネサンス」対極に宗門を位置づけ、その姿を「鏡」として在家信者を中心に立ち上がっていこうというものであったと思うのです。
しかしどれから二十星霜・・・・
今の創価学会はどうでしょうか?
聖教新聞を開くと「師弟不二」「池田哲学」「池田先生と共に!」なる言葉が躍り出ていて、これでもか!これでもか!というわけの解らない顕彰記事をいっぱい載せて、永遠の指導者の権威付けに必死になっているのが良く解ります。
また組織の中では思考停止が進んでいます。
今から数年前には「良いとか悪いとかではなく、決めたらするんだ!」と「自民党議員」をお題目をあげて支援して、「時の首相が祝電をくれた!」と小泉(当時)首相からの祝辞でハシャギまくり、「公明党が自民党を利用しているんだ!」と言い出すしまつ。
そしてそういった政治状況の延長線上にあるのが、今の日本社会。
しかし組織ではあいも変わらず「次回の衆議院選挙では大勝利」と動いていますし、その事を現場の活動家幹部は何も疑問に思わない。
結局のところ。
1)日蓮大聖人直結と言いながら、永遠の指導者を中心としている
2)顕彰という権威に絆され、新聞や財務で搾取され
3)教学研鑽をあきらめ、他の宗教とかわらない
4)広宣流布を組織拡大と誤解している
という内容であり、いわば「寺信心」と何ら変わらない構造になっています。
まあだから「寺信心は幸福になれない」ではなく「創価学会は幸福になれない」となり、脱会者も増え非活率も上がり、組織が衰退しているんでしょうね。
この寸鉄を書いた人は確信犯なのでしょうか?
それとも世間を知らず、創価学会を客観視できない職員幹部なのでしょうか?
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