現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事
2011年10月12日3時2分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

仮設団地、自治会設立6割止まり 難航する宮城・岩手

写真:仮設住宅の自宅で男性が物入れを増築していると、近所の人が見に来た。住民同士の自然な交流はあるが、自治会はまだない。400戸と規模の大きさが難になっているという=10日、岩手県宮古市田老のグリーンピア三陸みやこ、相場郁朗撮影拡大仮設住宅の自宅で男性が物入れを増築していると、近所の人が見に来た。住民同士の自然な交流はあるが、自治会はまだない。400戸と規模の大きさが難になっているという=10日、岩手県宮古市田老のグリーンピア三陸みやこ、相場郁朗撮影

表:被災3県と一部市町村の仮設住宅の自治会組織状況拡大被災3県と一部市町村の仮設住宅の自治会組織状況

 東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅団地で、震災から7カ月がたっても、自治会が組織されたところは6割にとどまることが朝日新聞の調べでわかった。孤独死が相次いだ阪神大震災の教訓から、自治体はコミュニティーづくりを勧めているが、現状では狙い通りに運んでいない。

 岩手、宮城、福島の3県で仮設住宅を管理する市町村に自治会の設立状況を聞いた。福島県では地域ごとに仮設住宅に移った例が多く、組織率が9割に達した。一方、岩手、宮城両県は「近く設立」や「代表者を選出」「地域の自治会に編入」という団地を含めても5〜6割にとどまった。

 三陸地方は「結い」などと呼ばれる地域コミュニティーの強さで知られるが、各地区の被災者が混在する団地では人間関係が寸断され、自治会作りが難航。自治体も苦慮している。

 宮城県石巻市は当初、被災前の行政区ごとに団地を割り当てることを検討したが、「場所を自由に選びたい」という要望が強かったため、見送った。現在、市の担当者やNPOが、自治会作りの働きかけに動く。同県南三陸町でも担当者が毎晩団地を回って顔合わせ会を開く。被災者同士の自己紹介から始め、きっかけ作りをしている。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

原子炉の冷却が進んでいるのは事実。だが、「年内処理」は真実なのだろうか。それとも…。

微量でも子供の体に入れたくない――放射能汚染から子供の食を守る7つのポイント。

「事故原因は津波」果たして事実か?完全ルポ第3弾は東電最大のごまかしを指摘する。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介