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TPP 早期意見集約に反対も

10月12日 0時22分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉への参加の是非を話し合うプロジェクトチームの初めての役員会を開き、今週、全議員を対象とした会合を開いて本格的な議論を始めることを確認しましたが、出席者からは、早期の意見集約に反対する意見も出されました。

政府は、TPPの交渉に参加するかどうかについて、来月前半にハワイで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の前までに方針を決めたいとしています。これを受けて民主党は11日、政策調査会に設けたプロジェクトチームの初めての役員会を開き、座長を務める鉢呂前経済産業大臣は、「アジア太平洋地域を中心とする経済連携の推進は、日本の経済の発展・繁栄のためになくてはならない。問題もあるが、与党として意見を集約する責任がある」と述べ、早期のとりまとめに協力を求めました。そして役員会では、今週14日に全議員を対象とした会合を開き、本格的な議論を始めることを確認しました。ただ、事務局側が、「できればAPECの前に何らかの提言をしたい」と提案したのに対し、出席者からは「早急に結論を出すのではなく、議論を深めることが必要だ」などと早期の意見集約に反対する意見も出されました。