民主国対委員長:子ども手当ビラ作製で陳謝

2011年8月18日 20時29分 更新:8月18日 20時51分

会見冒頭に子ども手当存続をアピールするビラに関して発言する岡田克也民主党幹事長=東京都千代田区の同党本部で2011年8月18日午後4時3分、藤井太郎撮影
会見冒頭に子ども手当存続をアピールするビラに関して発言する岡田克也民主党幹事長=東京都千代田区の同党本部で2011年8月18日午後4時3分、藤井太郎撮影

 民主党の安住淳国対委員長は18日、自民党の逢沢一郎国対委員長と国会内で会談し、廃止の決まった子ども手当を「存続する」と説明するビラを作製していたことについて「ご迷惑をおかけした」と陳謝した。同党は18日、党所属国会議員に対し、ビラの配布を中止するよう文書で通知した。

 これに関連し、民主党の岡田克也幹事長は18日の記者会見で「現在の子ども手当がそのまま存続すると誤解を与えかねない。不適切な表現だった」と表明。今後3党合意の趣旨に沿ったビラを改めて作製する考えを示した。自民、公明両党は民主党のビラについて、子ども手当を廃止し、旧児童手当を復活・拡充させるとした3党合意に反するとして猛反発していた。

 民主党は18日午前、全国の党総支部に配布したビラ35万枚について、藤本祐司広報委員長名で配布を中止するよう文書で指示した。しかし、文書に「回収・返送の必要はない」とした部分に対し、自民党が再び抗議。同日午後に訂正文書を改めて送付するなど、混乱が続いた。【山田夢留】

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