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Cover Story Basic

[iPad・Android端末・モバイル機器]iriver/アイリバージャパン

Cover Story Basic

購入価格:¥0 購入日:2011年8月 購入店:未記入

みんなの評価みんなの評価:4.0 / 5.0 (1商品レビュー)

►レビュー数:1 ►ブックマーク数:0

ten_du0さんの評価

満足度:4 star rating

価格
使いやすさ
デザイン
携帯性
スペック

自炊派向けかな?(無料電子書籍サイトを追記

安い・「ながら読み」も出来る・操作が簡単

ローカライズに残念な点も

付属品など 左:メニュー画面/右:テキスト文書表示 左:PDF表示/右:パワポ表示
今回は電子書籍リーダーの『Cover Story Basic』
デジタルオーディオプレーヤーで有名?な韓国iriverの製品で、日本ではマウスコンピューター傘下のiriver japanから販売されています

ちなみになんでこんな不似合いなブツが手元にあるかと言いますと…マウスコンピュータの「マウスコンピューターメルマガ登録プレゼントキャンペーン」で頂いたモノですw
マウスコンピュータ様アリガトウゴザイマス _| ̄|○



● 概要

【 「紐付きでない」電子書籍リーダー 】
電子書籍リーダーと言えばAmazonの「Kindle」やSony 「Reader」(電子書籍向け専用ではないけど「iPad」等々、色んなメーカーから各種出てますが…
たいていは、AppleがiPodでやってるような垂直統合型のビジネスモデルを採用しており、KindleはKindle store / Sony ReaderはReader Storeと言った具合に、それぞれのデバイスに専門のオンラインストア(Kindle Storeはアプリをインストールすれば他のデバイスでも利用できるようですが)から電子書籍を購入して読むのが一般的です
しかし、この「Cover Story Basic」では専門のストアは用意されておらず、対応ファイルもEPUBとFictionBook(FB2)という感じでオリジナルのファイル形式は採用していません(他の「電子書籍の形式以外」での文書ファイルなら対応してますが)


● 付属品などなど

パッケージは本のようなデザインになっており、なかなか面白いです
これなら本屋で売っててもバレ無いかも知れませんw
パッケージの内容物は
・本体
・USBケーブル(miniB-A)
・マニュアル(17カ国語)
・保証書
となっています
マニュアルは各言語別に1ページの簡素なモノなので、Cover Story Basicの中に入ってるマニュアルのPDFか、
http://www.iriver.jp/support/download/?article=480
こちらをPCで見る方がわかりやすいかと思います

また、「iriver Plus4」というソフトで、電子書籍ファイルや音声ファイルをPC→Cover Story Basicに転送出来るらしい(CDからの取込も行えるようです)が、CD-ROMの類が同梱品にないコトからも分かる様に、ダウンロードする必要があります
http://www.iriver.jp/support/download/?article=464
ただ、Cover Story Basicの内蔵メモリも挿してあるSDカードもエクスプローラで操作出来るんで、あまりこのソフトを使うメリットはないかも知れません…と思ったんで使ってませんw


● 機能 と 感想

【 閲覧可能なファイルフォーマット 】
上述の電子書籍のファイルフォーマット以外にも
文書ファイル : PDF / TXT/ DJVU / HWP
Officeファイル : DOC / DOCx / XLS / XLSx / PPT / PPTx
画像ファイル : ZIP (JPEG, BMP, PNG, GIF)
といった拡張子のファイル形式に対応
さらに MP3 / WMA / OGG の音声ファイルの再生も可能です
ちなみに、Officeファイルに関してはあくまでもビューワなので編集などは不可です

【 外部入力 】
充電やCover Story Basicへのファイルのコピー等はUSBケーブルで行います
Cover Story Basic側は一般的なminiUSB端子(B)になっており、付属のケーブル以外でも使えるので便利
充電時は白いLEDが点いてちょっとオシャレですねw
また、SDカードスロットも備えており、最大32GBのSDHCまで対応しているそうです(手持ちのA-DATA Turbo SDHC Class6(16GB)は認識出来ました)
ちなみにSDカードを挿したままの状態でCover Story BasicをPCに繋ぐと、内蔵メモリは「COVER STORY」 / SDカードは「リムーバブルディスク」という具合に別のドライブとして認識されます(Win7 64bit使用時)

【 画面表示 】
800x600/6インチ のタッチパネル式E Ink電子ペーパーで、階調は他社製品が16階調の中一段劣る8階調表示となっています
が、正直、文書を読む程度ならこの階調の差は余り気にならないと思います
E Inkの画面をじっくりと見ることはコレまでありませんでしたが…一度慣れてしまうと、PCだろうがiPhoneだろうが「液晶画面で文字を見る」という行為が若干ツラク感じるほどで、「紙のような見やすさ」は伊達じゃないなぁと感じます
あえて表現すると、E Inkの画面は「透明のパネルに文字の印刷したシールが貼ってある」って感じが近いかも知れません
普通のPCやTVの液晶と比べると、液晶が点の集合体を少なからず感じさせ若干滲んで感じるのに対して、E-Inkは割とシャッキリクッキリで本当に紙っぽい印象です
ただし、コントラストの調整などは出来ナイっぽいのと(当然)バックライトの類はないんで、一定以上暗い場所では見えにくく(見えない)なります
この点は注意が必要かも知れません
また、E Inkの宿命として、速い動きをするモノ(カーソルなど)は残像(というか結構クッキリとw)が出たりすることがあります
さらにページ切り替え前の様子がうっすら残ってたり(ホトンド気になりませんが)、ページ切替時に残像の処理のためなのかちょっと時間が掛かったりなんて感じもあります

【 プレイヤー機能 】
ファイルフォーマットで触れたように、Cover Story Basicはサウンドファイルの再生が出来ます
MP3/WMAでは8~320kbpsまで/OGGでは10Q(500kbps)までのファイルが再生可能となっているのでビットレート的には対応ファイル形式でなら事実上上限無し状態ですねw
「MP3を再生しながら電子書籍を読む」なんてコトも出来るんで、語学学習用の教材などの「書籍+CD」の形態で提供されているモノを使うには結構便利かも知れません

ステレオスピーカーも内蔵されてますが…チョットショボイかな?
『SONY SBMスペシャル・エディション~オーディオ・エディション』を320kbpsでリッピングしたものを転送して聴いてみましたがiPod nano 5Gのスピーカー再生時と比較して低音が弱く、音にメリハリも無い感じです
自分のクソ耳でもそんな風に感じられるので、スピーカーはオマケ程度・ヘッドフォンやイヤホンで聴くことをメインに考えておいた方が良いかもしれませんね

【 操作性 】
起動させるとホーム画面が表示され、GUIで
・最近読んだ書籍やファイルが3つ
・音楽(サウンドプレイヤー)/録音(ボイスメモ)/英英辞書(OXFORD 英英辞書)/設定 の呼出アイコン
・本/コミック/ブックマーク/マイフォルダ/メモ へのリンク
といったメニューが表示されます
ブックマークでは電子書籍やコミック閲覧中に設定したしおりの一覧が表示され、マイフォルダでは全てのユーザーファイルの一覧が表示されます

本やコミックを閲覧中に画面をタッチするとツールバーが画面上下に表示されます
画面上方には、今閲覧中のファイル名と現在時刻
画面下方には、音楽のコントロール(音楽再生中のみ)/メモ(手書き(画像)メモ)/スナップショット(表示中のページのスクリーンショットを作成します(範囲指定可能))/ブックマークへの登録/辞書(英英辞書しかないので)事実上使えませんw)/サイズ変更(TXTでは4段階/PDFではカーソルで指定した大きさと範囲) 等のアイコンボタンが表示されます
(他にもコミックでは自動ページ送りの設定等も出来ます)

ちなみに(マニュアルにも書かれてますが)電源ボタンとHOMEボタンを同時に長押しすると強制リセットがかけられるようです
今までそういったことは一度もありませんが、覚えておくと便利かも知れません

【 メモ機能 】
ボイスメモ(録音)や手書きメモ(手書き画像)の他にテキストファイルとしてメモすることも出来ます
…が、テキストメモの入力にはソフトウェアキーボードをタッチする形で使用するんですが、英数字と一部記号のみしか入力できないため、日本語入力は不可です
また、手書きメモはCover Story Basicのタッチパネルの反応が悪いためか、落ち着いて線を引かないと点線になったり(酷いと点すら残らなかったりw)します
気持ちブレーキをかけつつ線を書いていくのがコツみたいです

【 ちなみに… 】
システム情報を確認すると、
Firmware : 1.15 B JP
S/W platform : 1.0.0
Internal Memory : 1382MB / 1461MB
(※ デフォルトのファイル以外は一切放り込まれていない状態ですがキャッシュなどに何かしらメモリを食われてる可能性はあります)
…となっていたんで、2GBの内蔵メモリのウチ、ユーザーに開放されているのは実質1.4GBほどで500MB程度はシステムで使用してるようです

ファームウェアに関してはiriver Plus4を通して手動/自動で更新出来るようですが、今回はiriver Plus4自体をインストールすらしてないんで新しいファームウェアが公開されているのかいないのかすらワカリマセンw



● 普段使いにはちょうど良い

まぁ、Kindleの3G回線使い放題とか、Sonyのブランドのような派手さはありませんが…
普段使いにはこれくらいがちょうど良いかなって気がします

まずは価格
coneco.netの価格情報では、(レビュー投稿時の価格で)最安値¥13000を切ってます
他社の端末は2万程度していることを考えると随分とお手軽です
モバイルするモノって持ち歩く機会が多いだけに、紛失や盗難・破損などのリスクも伴いますし、その点でこの価格は気軽に持ち歩けるギリギリなんじゃないかな?

続いて大きさ&デザイン
横 126.3 x 縦 168.2 x 厚 9.5mm(カバー装着時11.7mm) & 282g
って普段からカバンを持ち歩いてる人なら結構気にならない大きさ&重さだと思います
作りは全面プラスチックなので高級感はありません(良く言えば「ソフトな印象」)が、たわみや軋みもなく剛性も十分です

最後に運用時の手軽さ
充電などには本体側の端子がminiUSB端子と言うことで、ケーブルが無い状態でPCと繋ぎたいと思ったときでも手軽に入手できますし、またUSB経由で充電できるアダプターなどの利用も容易です
SDカードでメモリを増やせる点と相まって、手軽な運用が出来ると思います


個人的に唯一の難点は、ローカライズが中途半端に感じる点ですかね
同梱されてる辞書が英英辞書で、日本人が日本で住んでる限り使う機会が無かったり、ソフトウェアキーボードが英数字のみだったり…
正直、他の部分が普通に使えるだけに余計に気になります

また前述通り、Sony ReaderやKindleのように直結するストアがないんですけど…
ぶっちゃけ、「Reader Storeでも欲しい本を探すのが大変」とか「欲しい本がない」なんて状態らしいですし、Kindleの方も日本語表示が出来るようになってから随分経つのに未だに日本のAmazonでは日本語の電子書籍販売サービスを開始するのかしないのか不明ですし…
あんま今のところ、直結するストアの有無はメリット/デメリットの判断材料にはならないかも知れません

ただ、他のデバイスの状況がどうであれ、このままでは「読みたい本を読む」ことは出来ないわけで…
結局のトコロ自炊派のためのデバイスかな?とも感じます
ブクログのパブーが製品ページでも紹介されてますけど、あくまでもEPUB形式でDL出来るってダケで、ドッカの出版社が参加してるわけでもありませんしねぇ
あとは、テキスト形式やPDFで配布されてるモノ(論文など)を読むのが主体であるとか、自分のように気になったWebページをPDF形式で出力(なんでもPDFが思わぬ形で活躍してますw)して後で読むとか…そう言った目的の方なら満足できるつかも知れません
イチイチiPhoneでページを開いたりする手間がないですし、ファイルを放り込むのもエクスプローラで簡単に行えるんで、自分としては結構お気に入りなんですけど……



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追記(11/09/08)
Cover Story Basicを有効活用出来たらと、無料の電子書籍が有るサイトを幾つかピックアップしておいたのでメモ代わりにコチラにも書いておきます
青空文庫http://www.aozora.gr.jp/
プロジェクト杉田玄白http://www.genpaku.org/
Jコミhttp://www.j-comi.jp/

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2011/09/06 19:19

閲覧者(636

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[データ更新日時:2011/10/11 23:20]
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