2011年8月17日 19時32分
【ワシントン古本陽荘】米世論調査会社ラスムセンが16日発表した来年の大統領選の共和党候補に関する調査で、出馬表明したばかりのペリー・テキサス州知事(61)が29%で首位に立った。
これまで各種調査で他候補をリードしていたロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は18%の2位。アイオワ州の模擬選挙で1位だったバックマン下院議員が13%で続いた。
ペリー氏がロムニー氏に10ポイント以上の差を付けてトップになったのは、ペリー氏の電撃的参入で、低調だった共和党の候補者指名争いが活性化したことへの「ご祝儀」的な意味合いもあるとみられる。
既存の出馬表明者に共和党支持層が満足していないことを裏付けたともいえ、新たな立候補を誘発する可能性が出てきた。
ブッシュ前大統領の上級顧問だったローブ氏はテレビで、ニュージャージー州のクリスティ知事やライアン下院予算委員長らが出馬を検討する可能性を指摘した。ジュリアーニ前ニューヨーク市長、ペイリン前アラスカ州知事らも立候補の可能性を否定していない。
ラスムセン調査は共和党支持者約1000人を対象に電話で15日に実施された。