2011年8月17日 13時42分 更新:8月17日 18時40分
定期検査で調整運転中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)の営業運転再開をめぐり、高橋はるみ知事は17日午後記者会見し、再開容認を正式表明した。
高橋知事は16日深夜までもつれた道議会特別委員会の審議を踏まえたうえで、道内の電力需給が冬場に向けて逼迫(ひっぱく)する恐れがあることを考慮し、再開を容認したとみられる。
高橋知事は正式表明に先立つ17日午前、泊原発の地元4町村に再開方針を説明。再開表明後、海江田万里経済産業相に道としての回答を伝える。3号機は10日、新たに内閣府原子力安全委員会も関与した原子力安全・保安院の最終検査を終えており、海江田経産相から検査終了証が交付され営業運転が再開される。東京電力福島第1原発事故以降、定期検査中の原発の営業運転再開は初めて。【高山純二】