子ども手当:特措法案を閣議決定 10月から来年3月まで

2011年8月17日 12時55分 更新:8月17日 14時16分

 政府は17日午前の持ち回り閣議で、10月から来年3月までの子ども手当支給に関する特別措置法案を決定した。3歳未満と3~12歳の第3子以降の子に月1万5000円、3~12歳の第1、2子と中学生に1万円を支給する内容。民主、自民、公明3党の子ども手当見直し合意に基づき、特措法案は今国会中に成立する見通しだ。

 中学生以下に一律月1万3000円を支給している現行の子ども手当は9月いっぱいで支給が終了するため、10月以降も支給を続けるには特措法案を成立させる必要がある。特措法案では、滞納保育料を子ども手当から天引きできるよう制度を改正。給食費も保護者の同意があれば天引き可能とする。また、留学中の子を除き、国内居住要件を課す。

 民主党と自民、公明両党は4日、来年度から子ども手当を廃止し、自公政権時代の旧児童手当を復活させて拡充することで合意。来年6月の支給からは、年収960万円程度以上の世帯(夫婦と子ども2人)に所得制限が導入される。それまでは所得制限をかけない。【山田夢留】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東海大学:サイエンスマスター育成

広い視野をもった理系の人材育成が目標