もしかして
小型船舶操縦士免許とかヨットがどうのという感想をいただきました。
はて? 最初は何のことだか分かりませんでしたが……もしかしてトップスル・スクーナーやバーク船を小型船だと思い込んでませんか?
……調べれば分かることなんですが、現行で体験できるトップスル・スクーナーで全長52.16m重さ362トン、バーク船で97.05m2278トンぐらいなんです。
たぶん、この人が想像しているよりでかい。
そしてバーク船の方で乗員は140をきるぐらいしかいません。
分かりにくくてすみません。とうぶん出番の無い船ですが、解説要りますかね?
それと、『波紋の四』は本当に伊倉様が書かれたのでしょうか?
はっきり言って、これだけは他に比べて圧倒的に出来が悪いです。別人が、設定とキャラを借りて似せて書いたと言われた方が、まだ納得できる完成度です。作品に関してムラは当然あるし、多少おかしな点はあるかと思います。しかし、それ以上にこの話だけは、余りにも設定やキャラの背景に描写が足りていません。特にリョウマの設定があまりにもおかしすぎます。読者としてリョウマに関して判っているのは、『商船高専卒業しており、帆船に半年乗っていた。また船に詳しく、海技士の資格を所持』だけです。それだけで、どうして教育できるのかの説明が全く足りていません。
伊倉様の発言により、リョウマは商船高専時代に、帆船に乗っていたようですが、本当にそれだけの技術で帆船を操作できると思いでしょうか? それも現代の帆船ではなく、中世時代の帆船を。たった半年の教育を受けて、それを他人に教えることができるとは、到底考えられません。また、リョウマが商船高専を卒業してからどれ程の時間が経っているか判らない為、帆船の操船知識をきちんと覚えているのかの判断が付きません。船に詳しいとあっても、それが船の何に対して詳しいかが不明です。帆船についてなのか、汽船なのか。それとも船の運用なのか、構造なのかが。
レシピに関しては、確かに私が見落としていた部分ですね。その件につきましては、ハチロク様申し訳ありませんでした。
ですが、作家としてはどうなのでしょうか?
レシピ=技術書ではありませんよ。レシピは作業手順書でしかありません。作業をする為に必要な材料や道具、作業手順が書かれているだけです。
技術とは、物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行う技って意味ですね。『クリエイト・ミレニアム』で言えば、スキルに当たるかと思います。
作中に出ている裁縫を元に言いますと、縫い方の種類やミシンの使い方、編み棒の使い方、編み棒を使った編み方等がスキルに該当するかと思います。
レシピには『この部分を縫うときは、返し縫をしておきましょう』という風にしか、書かれません。レシピを使用する方は、基本的にスキルを持った方が前提だからです。態々レシピで、使う技術の説明をする必要はありませんから。
また『指南書』にルビで『レシピ』と振ってありますが、造語であるならまだしも、既存の言葉であり、且つ一般的に別の意味で使われている言葉を、別の意味である言葉に振るのは如何な物でしょうか?
さらに、単語は統一して使用した方がいいと思います。魔術師の『術は指南書』なのに、戦士系の『技はレシピ』とは、意味が通じません。両方とも職業のスキルであるのですから同じ単語でよかったのではないでしょうか?
趣味で書かれている小説なら、そういう部分には目をつぶったのですが、プロを志望なさっているので、はっきりと言わせていただきます。
読者から作者に対して、設定や描写に関して質問や指摘が来る時点で、作者の実力が足りていない証拠です。作品に必要な事は、作品の中で語るべきです。実際に商業デビューなさった作家の作品を見てください。どの作者もキャラクターの設定に矛盾は殆ど無く、読者を納得させるだけの物を作中で表現しています。一度今まで出てきたキャラクターをまとめ、自分用のキャラクターの設定表を作成した方が良いのではないでしょうか?
また、言葉の意味を調べずに書かれるのは止めたほうがよろしいかと。誤字は変換のミスで普通にあり得る事であり、完全に無くす事は難しい事ですが、誤用は調べればすぐに判る事なので、それを怠ったとしか読者にはとられません。さらに、知識が足りていないと印象付ける事になります。
『因果応報 正義の鉄槌』において、『指南書』のルビが『レピシ』になっていますので、直しておいたほうがいいかと思います。
辛辣ながら、指摘させていただきます。