ＡＫＢ“下克上娘”がホラー初主演！夕刊フジとの奇妙な“関係”

　ＡＫＢ４８の第２回「じゃんけん大会」で２位になったチームＫの藤江れいな（１７）が、映画では“トップ”になった。１５日公開の映画「縁切り村〜デッド・エンド・サバイバル〜」（椿光一監督）で初主演を飾る。「名前が一番先に出てくるのが夢だった」と喜ぶＡＫＢの“下克上娘”だ。

　「じゃんけん、めっちゃ弱いんです。前は１回戦敗退で…。練習したら運が逃げると思うので…」と大会前は一切、じゃんけんを封印していた藤江。今年の選抜総選挙では４０位でアンダーガールズだっただけに、まさかの大躍進に大喜びだ。

　並み居る上位メンバーを差し置いて初主演した映画は、大好きなホラー。悪縁を断ち切る神社で知られる過疎地の村を取材で訪れたテレビクルーが怨霊に襲われるストーリーだ。新たな絶叫ヒロインの誕生か？　と思って聞くと、「お化け役なんです」と藤江。戦争直後に死んだ女の子の怨霊「縁切り様」が役名で、「中学校の制服とガチで同じ」という赤いタイのセーラー服に、下はもんぺ姿という。

　「主演が決まったときは、すごいうれしくてお母さんにすぐ報告しました。お化け役をやったことがある人はあまりいないので、レアな体験ができてうれしいです」

　苦手なせりふ覚えもお母さんの協力でクリア。３Ｄ映像のシーンもあり、撮影の半分以上がＳＦＸのためスタジオでのブルーバック。特殊メークも初体験だった。「青い中で、自分の想像で芝居をするのは初めて。監督からは『カクカクと動いてお化けっぽさを出して』と言われました」

　千葉県出身。２００７年５月、ＡＫＢ４８第１回研究生（４期生）オーディションに合格。０９年マザー牧場のイメージガールに。現在の所属事務所の先輩には、ともさかりえ、蒼井優らがいる。

　根っからのアイドル志望で、「テレビの前でモーニング娘。さんの真似をしてました」という。ＡＫＢ加入後はモデル、そして女優へと目標が広がった。人気者ぞろいのＡＫＢでも、映画主演は「あっちゃん（前田敦子）ぐらいかな…」というだけに、メンバーから「すごいね！　絶対見に行く」と応援されているという。

　「ファンの人たちに、見たことのない私を見てもらえたらうれしい」と藤江。「私、名前に“フジ”があるから、ファンの人から『夕刊フジ』をよく渡されるんですよ」

　がんばれフジエ！

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