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★スペシャルインタビュー
Kalafina『After Eden』インタビュー 3
前作から少しだけお待たせした3rdアルバムで、少女性に満ちたKalafinaはその一歩先へ飛び込んで見せた。可憐さだけではなく、妖艶さをまとい、ガイア(大地の女神)のような癒しも送り込んでくる。磨きがかかった女声三声の渦が織り成す一幕に、酔いしれる1枚。


皆と音楽でつながっていきたいという気持ちを感じ取れる1枚(Hikaru)

――充実のレコーディングでしたね。

Wakana レコーディングの間に「symphonia」のビデオクリップ(以下VC)撮影も行っていて、7月はアルバムに向けての月、という感じだったので、レコーディングには集中できました。

Hikaru でも、初回特典がこの「Symphonia」のVCで良かったって思っています。アルバムの最後に持ってきた意味も感じられるし。

Wakana アルバムの最後の曲が「Symphonia」というのは確かに素敵な曲順だなって思います。

Hikaru そういうのもあって、アルバムの風景として、言葉では上手く表せないんですけど、始まりだけれども終わりでもある、みたいな感覚がありますね。『After Eden』というタイトルからも考えさせられますよね。今、私たちが発信しているけど、それは皆がいて、皆が発信してくれからこそだし、もっともっと皆と一緒にいたい、音楽でつながっていきたい、今度はあなたの何かを聴かせてほしい……という気持ちをこのタイトルから私は感じています。

Wakana 私も「Eden」がタイトル曲になるのかなと思ったんですけど、『Seventh Heaven』『Red Moon』に続いての『After Eden』というタイトルになったところにすごくしっくりした感じを覚えています。私たちの新たな一面が見せられるアルバムになったと思います。このアルバムを聴いて下さった人は、一人一人がそれぞれの『After Eden』の意味を持つんだなと感じています。

Keiko セカンドの『Red Moon』が「I have a dream」であったかく終わったように、アルバムは色々なKalafinaを見せられるチャンスではあると思うんです。なのにやっぱり、「Symphonia」のような、皆が笑顔であったかくなれる曲で終わるというのは、Kalafinaの本質が出ていますね。希望を持って前を向いていこう、そんなメッセージ性を抱いたKalafinaならではというポイントかな♪


つづく


Text/清水耕司(超音速)
2011/10/06 13:00:00