東日本大震災
東日本大震災に関する情報や復興を目指す被災者の様子を伝える。
【社会】違反急増「待った」 悪質自転車へ声掛け東京都内で自転車の交通違反が急増していることから、警視庁は地域の防犯ボランティアに、交通マナーの悪い自転車利用者への声掛けを要請することを決めた。十四日に池袋署で行う啓発キャンペーンを皮切りに、活動を本格化させる。 エコ意識やおしゃれ感覚から若者の間で自転車の利用が広がっているほか、東日本大震災後は会社に自転車で通勤する人も増えている。 同時に、ブレーキなしの競技用自転車(ピスト)で公道を走るなど自転車の違反も急増している。 警視庁生活安全総務課によると、歩道を高速で走行したり、広い交差点で車と同じように右折するなど危険な運転も多い。警視庁は交通マナー向上のため、防犯ボランティアの力を借りることにした。徒歩や専用車でパトロール中、危険な運転をする自転車利用者を見かけた際、「危ないのでやめてください」と声を掛けてもらう。信号無視や傘をさしながらの片手運転にも、目を光らせてもらう。 同課によると、昨年末現在で都内の防犯ボランティアは三千七百十一団体で約十五万人いる。 同課は「事故防止だけでなく、大人がマナー違反を注意することで、子どもへの規範意識の醸成も目指す」と話している。 交通執行課によると、都内の自転車の取り締まり件数は二〇一〇年は千四百三十八件で〇九年の二・五倍。今年は八月末までで千百八十件と前年を上回るペースで増えている。 ブレーキのついていない自転車の摘発件数は、二〇〇九年は二件だったが、一〇年は六百六十一件と急増し、今年は八月末までで六百十四件。 PR情報
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