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岡田オリックス 「劇薬」を「毒」に変えたある事件

日刊ゲンダイ 10月10日(月)10時0分配信

 オリックス・岡田監督の“毒舌”はいまに始まったことじゃない。連日のように選手やコーチを名指しで、これでもかというくらいにコキおろしている。
 例えば2夜連続逆転負けを食らった昨夜、ヤリ玉に挙がったのは捕手・鈴木のリード。「ミスやろ。変化球ばっかり打たれて。で、最後(九回1死満塁)になって内角真っすぐいってもしゃあないやろ」といったあんばいだ。
 それでも選手やコーチたちは、岡田監督の発言をバネにしてここまでやってきた。オリックスを支えているのは選手のなにくそという反骨心だった。
 しかし、劇薬も度を越せば毒になる。5日の試合後、ベンチ裏で起きたある事件をきっかけにチームのムードは悪化したという。
 緊急ミーティングが行われる直前のこと。岡田監督はあるコーチを呼びつけ、「オマエがもっとしっかりやらなあかんやろ!」と怒鳴ったそうだ。そのコーチは黙って岡田監督の言うことを聞いていたものの、堪忍袋の緒が切れたのか、その場を離れた後、「なんでオレが怒られるんだ!」と周囲に逆ギレ。指揮官でありながら自分のことは棚に上げ、責任をコーチに押し付けることに我慢できなかったようなのだ。
 岡田監督の発言については、相手の西武の選手ですら「新聞で見ましたけど、アレはひどいでしょ。もし自分があんなふうに言われたらやる気がなくなる」と話したほどだ。
 4位・西武との差は3ゲーム。オリックス、いよいよピンチだ。

▽QVCマリン=1万1912人(ソフトバンク13勝8敗1分)
ソフトバンク010 200 010―4
ロッテ000 000 000―0
勝:和田15勝5敗 敗:上野4勝5敗

▽西武ドーム=1万6398人(西武15勝9敗)
オリックス000 000 010―1
西武000 000 011X―2
勝:牧田5勝7敗19S 敗:平野6勝2敗2S

【パ・リーグ成績表(6日現在)】
◆チーム/試合/勝数/敗数/引分/勝率/差/残り
(1)ソフトバンク/136/83/44/9/.654/―/8
(2)日本ハム/134/69/59/6/.539/14.5/10
(3)オリックス/136/67/63/6/.515/3.0/8
(4)西武/135/63/65/7/.492/3.0/9
(5)楽天/136/61/69/6/.469/3.0/8
(6)ロッテ/133/51/73/9/.411/7.0/11

(日刊ゲンダイ2011年10月7日掲載)

最終更新:10月10日(月)10時0分

日刊ゲンダイ

 

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