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斎藤佑 メスを入れるべきはフォームだけじゃない

日刊ゲンダイ 10月10日(月)10時0分配信

「アイツは実力があるのに、練習しない。どうしたらよりレベルの高い投手になれるか、自分に足りないのは何か、真剣に考えていないんです」
 こう言うのは日本ハム関係者。「アイツ」とは6日の楽天戦に先発、7回を無失点に抑えて6勝目(6敗)を挙げた斎藤佑のことだ。だから成績もいまひとつパッとしないと言いたいのだろう。
 例えば故障で二軍落ちしたときも、ファームのスタッフからは「自分を追い込んでいない」「まだ余裕がある」という報告が一軍に上がった。首脳陣から「ミニキャンプのつもりで体づくりから、みっちりやり直せ」と言われていたにもかかわらずだ。
 といって、斎藤が練習をサボっているとは思えない。自分なりに考えてもいるに違いない。しかし、斎藤には挫折の経験がない。高校と大学で日本一になり、プロ入り後もローテを守っている。特に大学時代は甘やかされていただけに、自分に何が足りないのか真剣に考えたことがない、考えたくてもそれができないのではないか。要するに危機感がないのだ。それで周囲には物足りないと映っているようなのだ。
 斎藤はこのオフ、本格的なフォーム改造に着手する。速球の質を上げるのが目的だ。球団首脳も前向きらしいが、メスを入れるべきなのはフォームだけじゃなさそうだ。

▽札幌ドーム=1万6230人(日本ハム14勝9敗)
楽天000 000 000―0
日本ハム000 200 00X―2
勝:斎藤6勝6敗 S:武田久2勝2敗36S 敗:戸村3敗

(日刊ゲンダイ2011年10月7日掲載)

最終更新:10月10日(月)10時0分

日刊ゲンダイ

 

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