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球界復帰?〝雄星の敵〟大久保氏にブーイング危機

2011年10月06日
スポーツ

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【プロ野球】楽天が前西武二軍打撃コーチの大久保博元氏(44)に来季のコーチ就任を打診する見込みであることが明らかになった。大久保氏は選手への暴力行為があったなどとして昨年7月に西武を解雇され、現在は契約解除の無効確認や損害賠償を求めて係争中だが、今後の状況によっては訴訟を取り下げることも検討しているという。一時は“絶望的”と見られた「デーブの球界復帰」の報に、球団では様々な声が飛び出している——。

 楽天では球団内から“ファン離れ”を心配する声が上がった。
 チームは今季途中にヘッド兼一軍打撃コーチだった田淵コーチの兼任を解き、本西外野守備走塁コーチが新たに打撃コーチに就任。ところが、打線の調子は上がることなく、ここまで低迷を続けている。そんな中、球団は水面下で昨年のシーズン途中に解雇された西武と係争中の大久保氏を調査。今季終了後にも正式オファーを出す見込みとなっている。 大久保氏について、かねて「デーブはかわいそうや。殴ったのも理由があったんやろ。おまえら(マスコミ)はあんまりイジメたんなや!」と擁護していた星野仙一監督(64)は、この日「まあ(動くのは)これからだな」と言葉少な。
 一方、チーム内では「本当に来るの?」「いつから来るの?」という声や「早出特打ちする選手がほぼいない楽天を変えてくれるかもしれない」と大久保氏が提唱する「アーリーワーク」の効果に期待を寄せる声も上がった。
 ところが、大久保氏へオファーを出すことに否定的な声があるのも事実だ。一番の理由は岩手出身の西武・菊池雄星投手(20)の存在が大きいという。
「雄星を殴った人間が楽天に入って、東北のファンがいい反応をするわけないでしょう。岩手やKスタ宮城での試合でも雄星の人気はすごかったからね。いくらチームが打つようになっても、素直にバンザイとはいかないんじゃないか」(球団関係者)
 昨年、西武二軍打撃コーチを務めていた大久保氏の選手たちへのパワハラまがいの行為について球団が調査を開始すると、大久保氏は逆上。かねて反抗的だったという菊池に対し「テメーだろ、チクッたのは!」と髪の毛を引っ張るなどの行為に及んだとされる。 現在も大久保氏が菊池に証人として出廷を求めるなど係争中で、それはもちろん東北のファンも知るところであるため「デーブ=敵」という図式でブーイングの嵐が巻き起こるのではというのだ。
 コーチ就任を決めた場合は訴訟を取り下げる意向であるというが、いずれにせよ楽天入りするならば、一連の騒動の説明をしファンや関係者、ナインを納得させる必要がありそうだ。

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