花王の不買呼びかけと抗議デモ(10)
花王デモは、現代的で効果的なテロである件。…西村博之
アルカイダが9/11にテロを起こしたことで、アメリカだけでなく、他の国も、中東やイスラム教に手を出すと、どんな仕返しが来るか予想が出来ないので、敬遠するようになっています。9/11のテロは、アメリカの政治的な決定とは無関係な一般人が多く亡くなってます。
アルカイダは明確なリーダーが居ないので、誰かを説得したら、全員従うとか、特定の組織を壊滅させたら終わるというわけでもないので、裏工作や交渉などで解決することが出来ません。
現代のテロの定義としては、こんな感じ。
・相手や第3者に恐怖を植えつけることで、目的を達成させる
・無関係の第3者を巻き込むことが多い
・リーダーや組織が明確ではないので、交渉できない。
翻って、日本の花王に対するデモは現代のテロなんじゃないかと思ってるおいらです。 元々は、フジテレビの偏向報道に対するデモだったはずで、花王は数あるスポンサーのうちの一つでしかないです。
なので、とばっちりなんですよね。
んで、Amazonレビューに花王製品がボロボロに書かれていたりとか、実害も出ているようです。 花王デモをやってる人たちが、どこかに所属してるメンバーというわけでもないので、誰かを説得して、一人は納得させられても、全員を従わせることが出来ません。
昔だったら、どこどこ大学のなんとか研とか、グループがあって、リーダーがいたりしたので、交渉や説明をする余地があったんですけど、今回の花王デモは誰に話せばいいのか、全くわからないんですよね。
ただ、外から見ている企業は、「アレに巻き込まれるのは嫌だな」と考えてしまったりするわけです。フジテレビにCMを出すのと、TBSなどの他のテレビ局にCMを出すのは、ほとんど変わらないわけで、リスクをとってフジテレビへのCM出稿を強行するメリットが無いんですよね。
どんな会社も判断するのは、ただの1社員だったりするので、「万が一、デモがうちの会社に来たら責任取れるのか?」とか考えたりすると、なんとなくフジテレビを避けようということになったりするわけです。
結果として、フジテレビへの打撃には成ってると思うのですね。
んで、「そうは言っても、そこまで関係ない会社にダメージを与えて、本丸を攻撃するのは如何なものか?」とかいうモラルや善悪とは関係なく、目的を達成するのがテロだったりするわけです。9/11のテロが最終的に何が目的だったのかが、わからずじまいで、アルカイダの攻撃は終わったのか、続いてるのかわからないように、フジテレビと花王も、どういう状態になったら、終わりなのかがよくわからないので、対処がかなり難しいんですよね。
、という新しい現象が生まれ始めてるんだなぁ、、、と、現代社会を観察してる昨今です。
−おわり−
▽BLOGOS
http://news.livedoor.com/article/detail/5925036/
西村ひろゆき氏の言葉にしてはチョッとピントがずれていると感じました。頭の良い人なのでわざと外しているのかも知れません。何らかの意図があって敢えてこのような発言をしたのかも知れませんね。
>終わりなのかがよくわからないので、対処がかなり難しいんですよね。
簡単です、花王は反日韓国人女優が主役を務めるドラマの単独スポンサーから降りて、これまで抗議の声を挙げてきた消費者に対して、真摯な対応に努めることです。ただし一旦花王から離れ、他の商品を買って、そちらの商品が気にいった人は花王に戻ることはないと思いますが、これ以上の客離れを考えるなら早急に決断すべきでしょう。
フジテレビに関しては先ず日枝会長がこの一連の混乱の責任を取り、直ちに韓流ごり押しを止めると宣言することです。又それでは終わりません。再発防止の為に内部に「韓流ごり押し報道調査委員会」を結成し、何故このような韓国偏重番組を流し続けるようになったのか、その経緯を徹底的に解明し、それを広く公表することで、ある程度の怒りは収まるのではないかと推測します。
さて、冒頭の「花王抗議デモはテロ」について反論しておきます。テロの定義ですが、西村ひろゆき氏が挙げた言葉には、先ずはテロとは何かと言う基本的な部分が抜け落ちています。
テロとは暴力的手段を用いて、相手を無差別的に殺傷する行為を言います。
西村さんのテロに関する見解はこの点が意図的なのか、全く触れられていません。花王への抗議と不買呼びかけの運動は、このテロの定義と比較すれば全く別物であることは明らかです。平和的な手段によって近代社会が認めている言論・表現の自由の範囲の中における活動です。
目的やその結果もたらされるものが同じようなものであったとしても、それでテロ行為云々は余りにも軽薄な言説であり、マトモに論議されるようなものではありません。つまり、論評にも値しないというのが私の結論です。
花王はトバッチリを受けた被害者扱いについてですが、被害者論から言えばその立場から容易に脱することが可能だったのに、自らの意思でその場に留まった。これはフジテレビ局と運命を共にする覚悟を示した訳ですから、トバッチリを受けた被害者ではありません。
いやむしろ、反日韓国人女優が主役を務めるドラマの単独スポンサーに名乗りを挙げた時点で、明確に自らのスタンスを明らかにしたもので、我々からすれば「韓流ごり押し」の共犯者であることは歴然とした事実です。
更に西村氏の言説には明らかなる勘違いがあります。それは当の花王が全くデモによって影響を受けているなどと言っていないことです。
花王の株価は下がらなかった。 逆に不況の中でも元にもどしてる。 むしろデモのあとで増収増益。ww (良く見られるネット上の書き込み)
このような状況であれば花王側の陣営から見れば被害者でも何でもないでしょう。デモや不買呼びかけでも、何らの影響がなかったと言っている以上、被害者・加害者論など成立するはずもありません。
デモによる影響を花王が一切認めていない以上、花王が被害者とかテロを受けているといった論説そのものが成り立たない。花王は痛くも痒くもないと言っているのですから、我々がテロリスト扱いを受けるいわれはないと言うことです。
ただ、株価に影響がないとか、業績に影
響ないとか、強気の態度を崩さない花王ですが、内心はビクビクものであることは間違いないでしょう。ネットで花王で検索すると下記のようになります。
花王株式会社
花王 不買
花王 株価
花王 デモ
不買が2位に上昇、デモが4位初登場
ネットはそう簡単に消えるものではありません。今後何年かに渡って花王には韓流ごり押し企業とのレッテルがついて回ります。今後日本社会で韓国を嫌う人々は減ることはありません。益々増加するでしょう。一旦着いてしまった反日企業のイメージはそう簡単にぬぐい去られるものではないのです。
>リーダーや組織が明確ではないので、交渉できない。
そもそもテロでもなければ、トバッチリでもないという前提を間違えての論説に反論を加えて来ましたが、最後にこの一説だけは同意します。しかし、だからこそ良いのではないか。これがチャンネル桜主催のデモと違うところです。
花王のような企業は物事を解決しようとした場合、裏で交渉しようと考えているかも知れません。しかし、どのような莫大な広告費を湯水の如く使える企業であっても、相手が見つからなければどうしようもない。
花王の商品を止めて他のメーカーの商品を使ってみて、始めて他者の商品の良さに気がついた人にとって、それを気づかせる切っ掛けを作り出した一般大衆をテロリスト呼ばわりはいけませんよ!西村ひろゆきさん、不買に協力して買わない人もテロリストに認定してしまうのですか?
余りにも軽薄な言葉と思いましたので、取り上げさせて頂きました。