大阪湾にクジラ 迷い込んだか
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大阪湾にクジラ 迷い込んだか

10月9日 20時39分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

9日朝、大阪・泉大津市の港で、体長6メートルほどのクジラが泳いでいるのが見つかり、水族館の飼育員は「ザトウクジラの子どもが、親とはぐれて大阪湾に迷い込んだのではないか」と話しています。

9日午前6時ごろ、大阪・泉大津市汐見町の泉北港のふ頭で、岸壁から10メートルほどのところをクジラが泳いでいるのを、釣りに来た人が見つけました。クジラを見た人によりますと、体長は6メートルから7メートルぐらいで、海面に出たり潜ったりしながら、港の中を移動していました。そして、クジラが海面から垂直に体を出したり、胸びれで海面をたたいたりするたびに、釣り人たちが歓声を上げたり、写真を撮ったりしていました。画像を見た、大阪の水族館「海遊館」の飼育員によりますと、胸びれが長く、腹や胸びれの裏側が白いことから、「ザトウクジラ」とみられ、日本近海では年に数回目撃されるということですが、大阪湾で目撃されたという例は、これまで聞いたことがないということです。また、ザトウクジラは体長が平均で13メートルほどになるということで、「親とはぐれた子どもが大阪湾に迷い込んでしまったのかもしれない」と話しています。