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落合竜 キタ0差!!ブランコV弾「監督に感謝の気持ち届けたい」

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中年女性にタジタジ!? 勝ち越しソロを放った中日 トニ・ブランコは、試合後にファンとハイタッチを交わして苦笑い=ナゴヤドーム(撮影・辰巳直之)

 「中日2‐1広島」(5日、ナゴド)

 夢を現実に変える弾道が一直線に伸びた。追っ手に見上げることしか許さない特大弾。会心のフルスイング。決めた。舶来パワー全開。中日・ブランコが夢と希望を一緒に運んできた。4連勝。首位・ヤクルトにゲーム差なしの3厘差。落合竜が足音を響かせてやってきた。

 狙っていた。同点の八回、2死。「ホームランを狙ってたんだ。大きいスイングで放り込んでやろうと」。2ボール。カウントを整えつつ、タイミングを外しにかかったカーブ。読んでいた。豪快にバットを放り投げた。決勝の12号ソロ。

 前半戦で8ゲーム差をつけられ、8月3日の時点で最大10差に遠のいたツバメをついに捉えた。落合監督の今季限りでの退任が発表されて以降、9勝2敗1分けと破竹の快進撃。B砲の胸に熱い思いがこみ上げる。

 「オレが今まで野球をやってきた中で、こんなに選手のことを考えてくれる監督はいなかった。今年でお別れなんてさみしいよ。監督にはお世話になった。自分の力で感謝の気持ちを届けたいんだ」。奇跡の退任Vしか頭にはない。

 つかまえた。もう放しはしない。「今のまま動いてくれればいいんじゃないかな。と思うよ」。オレ流指揮官も感じている。目視できない風の流れと勢いを。止まらない。止められない。落合竜が歓喜のゴールへと突っ走る。

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フルスイング
ヤクルト

[ デイリースポーツ 2011年10月6日 7:43 ]

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