2011年8月11日 20時19分 更新:8月11日 22時17分
日本列島は11日も太平洋高気圧の影響で、厳しい暑さが続いた。特に関東地方で高温となり、東京都心では今年最高の35.2度を観測し、6月29日以来、今年2度目の猛暑日(最高気温35度以上)となった。気象庁が観測する920地点中731地点(47都道府県)で真夏日(最高気温30度以上)となり、うち猛暑日の地点は94地点(23都府県)だった。
気象庁によると、11日の各地の最高気温は群馬県館林市38.7度▽栃木県佐野市38.3度▽埼玉県熊谷市37.8度▽千葉県市原市37.7度--などで、関東の内陸部を中心に高温となった。また、札幌市33.8度▽青森市34.7度▽横浜市35.2度--などは今年最高の気温だった。
気象庁天気相談所によると、関東の内陸部で特に気温が上昇したのは、山から吹き下りる西寄りの乾いた風の影響という。暑さの峠は越えたが、12日以降も引き続き平年より気温が高い状態が続き、猛暑日になるところがある見込みだ。【飯田和樹】