新聞掲載記事【新戦力】(2)MF船山祐二 完全移籍で加入したレフティー
2011年02月16日
不退転の覚悟で山形への移籍を決断したMF船山祐二
2009年はC大阪で主力として活躍。だが、満を持して鹿島に復帰した昨季は出場機会に恵まれなかった。そこへ届いたのが2年連続となる山形からのオファー。まだ鹿島との契約は残っていたが、「一昨年はセレッソでの評価だったと思うけど、昨年は試合に絡んでいない。それでも取ってくれるのは素直にうれしかった」。期限付きか、完全移籍かは自身の判断に委ねられ、「このチームのためにとか、後がないという状況を自分でつくった方が死に物狂いでできる」と後者を選んだ。 背番号は8。昨季は山形の中盤をけん引し、鹿島でチームメートだったMF増田誓志の後を継ぐこととなった。何かと比較されるプレッシャーはあるが、「8番である限り、それはついて回るもの。覚悟しながらやりたい」。そう話しつつ、「(重圧を)上回るプレーを出せば、自然に『8番は船山』となるはず。誓志よりいいプレーを出せれば」と言い切る。 祖母が尾花沢市、妻の母親が長井市出身という本県との縁もある。小学生時、家族旅行で山寺に足を運んだ記憶が今も残っているという。「山寺には長い階段がありますよね」。決して疎遠ではなかった新天地。チームが掲げた7位に向かい、「できない数字ではない。ベンチやメンバー外、スタッフ、サポーターを含めて、山形らしく一つになって臨みたい」と話す。 ふなやま・ゆうじ 千葉県出身。流通経済大から2007年にJ1鹿島に加入。09年途中にC大阪(当時J2)に期限付き移籍し、チームのJ1昇格に貢献した。身長176センチ、体重72キロ、利き足は左。 |
文字サイズ変更
※このページで使用しているモンテディオ山形のチームロゴ、チームエンブレム、および顔写真は社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会の承諾を得て使用しています。
山形新聞からお知らせ
|