事件奨学金1760万不正受給 青森大、留学生見せ掛け2011.10.6 16:23

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奨学金1760万不正受給 青森大、留学生見せ掛け

2011.10.6 16:23

 青森大(青森市)が、通学実態のない留学生を通学しているように見せ掛け、2005年度から09年度にかけて文部科学省所管の独立行政法人「日本学生支援機構」からの奨学金約1760万円を留学生に不正受給させていたことが6日、文科省への取材で分かった。文科省は青森大に全額返還を求めている。

 奨学金は、成績などの条件を満たした留学生に支給している「私費外国人留学生学習奨励費」。毎月4万8千円から6万5千円が、留学生個人の口座に振り込まれる。

 文科省によると、毎月の支給前に、学生本人が書類に押印して在籍を証明することが必要。青森大の担当者は留学生の印鑑を保管しており、実際には休学したり、大学に通わなくなったりした留学生の分も代理で押印していた。機構が05年度から09年度に青森大の留学生に支給した約1億円のうち、13件計約1760万円が不正だったという。

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