米の反格差デモ、4週目に突入 拡散や縮小の見方も5日、米ニューヨークで、労働組合と合同で行進する反格差社会デモの参加者(AP=共同) 【ニューヨーク共同】米ニューヨークのウォール街で9月17日に始まった反格差社会デモ「ウォール街を占拠せよ」の活動は8日、4週目に入った。「大企業、富裕層への富の集中」に対する素朴な怒りを結集し規模が拡大、ロサンゼルス、シカゴなど全米各地に広がった。しかし、具体的な最終目標が不明確で、拡散、縮小していくとの見方もあり、今後の推移が注目される。 デモ開始当初は米主要メディアもあまり注目していなかったが、今月1日のブルックリン橋への行進で5千人、労働組合などと合同で行った5日の行進では1万人以上を動員。警察との衝突による逮捕者も増え続け、今月1日には700人以上に上った。 【共同通信】
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