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'11/10/8

イオン社長「広島に可能性」



 流通大手イオン(千葉市)の岡田元也社長は7日、広島市中区で会見し、今後4、5年でグループの食品スーパーを中国地方に30〜40店程度、開店する見通しを明らかにした。広島都市圏では、さらなる大型ショッピングセンター(SC)の出店に意欲を示した。

 中国地方に展開するスーパーは、今月本社を広島市南区に移すマックスバリュ西日本(兵庫県姫路市)のマックスバリュと、ディスカウント業態のザ・ビッグ、11月に子会社化する山陽マルナカ(岡山市南区)のマルナカの3種類。岡田社長は「合わせて30、40店ぐらい」と話した。

 イオンが大型SCを相次ぎ出店してきた広島都市圏の市場性については「100万都市は今後も求心力があり、人も集まる」とし、「商業施設のバランスから考えて、まだ新しいものが出せる。都心部も郊外も可能性はたくさんある」と、さらなる大型SCの出店を示唆した。

 子会社化する山陽マルナカとマルナカ(高松市)には、ITやプライベートブランド(PB)商品を提供する方針。業務提携から買収に踏み込んだ理由を「株主への説明もあり、深まった関係の中でやっていく必要がある」と話した。

【写真説明】中国地方の出店について説明する岡田社長




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