プロ野球の先月の月間MVP=最優秀選手が6日発表され、セ・リーグの投手部門では、月間5勝を挙げた中日の吉見一起投手が初めて受賞しました。
セ・リーグの投手部門で受賞した中日の吉見投手は、先月は5試合に登板し、完封1つを含む5勝負けなしの成績を残しました。セ・リーグで月間5勝を挙げたのは今シーズンは吉見投手が初めてで、ヤクルトとの優勝争いを続けるチームを支えました。吉見投手は6年目で初めての受賞です。また、打者では広島の4番・栗原健太選手が2か月連続3回目の受賞です。栗原選手はリーグトップの打率3割8分をマークし、リーグトップに並ぶ35本のヒットを打ちました。広島の打者で2か月連続で受賞をしたのは、栗原選手が初めてです。一方、パ・リーグでは、投手部門と野手部門、いずれもオリックスの選手が受賞しました。このうち投手部門は、金子千尋投手が受賞しました。金子投手は先月、4試合に登板し、リーグトップに並ぶ3勝を挙げました。3勝はいずれも完投勝ちで、このうち2つは完封勝利です。また、防御率はリーグトップの0.25をマークしました。金子投手はこれが4回目の受賞です。野手部門では、打率4割3分6厘、ヒット44本、出塁率4割5分8厘と、いずれもリーグトップを記録した後藤光尊選手が初めて受賞しました。オリックスの選手が投手部門と野手部門で同時に受賞するのは、通算8回目でリーグ最多です。