［国際］米で最も教育水準の高い都市はウィスコンシン州マジソン　ワーストはマイアミ　米誌（2011.10.8 13:59）

　【ニューヨーク＝黒沢潤】２０１１年、米国で教育水準が一番高い都市として、北部ウィスコンシン州のマディソン市が選ばれた。同市は学生が多く、バイオテク企業や医療関連機器企業が多いことで知られている。

　順位付けしたのは、米誌「メンズ・ヘルス」。全米１００都市を対象に、幼稚園児から大学院生に至る生徒の数、高校を卒業した割合、生涯教育学校に通っている成人の割合などを集計、このほど結果を発表した。

　気候が教育水準に影響を与えてはいないようで、南西部カリフォルニア州サンディエゴやハワイ州ホノルルなど温暖な都市のほか、北部ノースダコタ州ファーゴなど、冬に厳しい寒さに見舞われる都市もトップ１０入りを果たした。

　首都ワシントンは、南部アーカンソー州リトルロックの次の３４位にとどまった。大都市ニューヨークは、ディズニー・ワールドで知られるフロリダ州オーランドとシカゴの間の５４位。ワースト３は下から、マイアミ、クリーブランド、ラスベガスの順だった。

　ロイター通信によれば、米国の高校３年生のうち、世界地理を的確に把握しているのは２０％だけだという。