魔剣士の覚醒
さて、第2部も話が盛り上がってきましたよ!
前回は微エッチなシーンを入れてみましたが、、、
いかがでしたでしょうか?
そして今回は高山の町が。。。。?
では、どうぞ!
高山の町でユニコが覚醒した頃、深淵の国、魔王の城執務室にて。
『?
何かしらぁ?』
「?
お姐様?
どうかされました?」
『ん~。
何かしらねぇ。
何か違和感があると言うのぉ?
ぞわっとしたのよぉ』
「魔王様、最近案件が多くお疲れなのでしょう。
本日はお休みになられてはいかがですか?
我らで解決が可能なものをこなし、魔王様でないと難しい案件意外は済ませておきます。」
『そうねぇ。
じゃあお願いしようかしらぁ?』
「かしこまりました。
栞、魔王様を寝室へお連れしてもらえるかしら?」
「かしこまりました。
主様、こちらへ。
後で消化の良いプリンをお持ちしますので。」
『んふ…。
たまには休むのも良いわねぇ。』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして1週間ほど経ったある日、伝令が執務室に駆け込んでくる。
「ま、魔王様!
高山の町との連絡が途絶えるという異常事態が発生しました!」
「さ、さらに高山の町に魔王様とそっくりな人物がいたなどの怪情報がッ」
『高山の町と言ったら先週位に調査団を派遣した町じゃなぁい?
何か「不審な人形師がいる」とかいった内容で調査団を送ったわよぉ?』
伝令が答える。
「その調査団も消息不明です。。。!」
『それに私そっくりの人?
人間で私のような容姿って珍しすぎるわよぉ?』
エレクトラが可能性を示す。
「魔王様、もしかすると...件の人形師が?」
『私に接点がないわよぉ?
それに確か人形師は材料がないと作らないんでしょお?
会った事のない人間が私そっくりに作れるのかしらぁ?』
エレクトラは考える。
-何か。。。何か引っかかる。
!
そうだ、以前人形制作を依頼したときにヤツはなんと言った!?
そう、「女の髪が必要だ」と言ったんだ!!
あの時「繰り糸の道化師」は魔王様の髪を気づかれる事無く盗んでいたんだ!!
そして、「繰り糸の道化師」が依頼主であれば、魔王様の姿形に似せる事が出来る...。
辻褄が、合う!
そしてエレクトラは進言する。
「魔王様、多分偽者騒ぎは「繰り糸の道化師」が原因かと思われます。」
『なるほどねぇ...
で、私のお人形を作ったのかしらねぇ。』
「多分、そうだと思われます。
そして、魔王様と人形、魔力的なリンクがされていると見て間違いないかと。
魔王様の不調は、リンクした際の影響と思われます。」
ソフィアがぼそり呟く。
「お姐様の精巧なお人形。。。(じゅるり)」
『…』
「…」
『まぁ、噂の元と、原因が解った訳ねぇ...。
けど、「繰り糸の道化師」が絡んでいる以上私が行くしかないかしらねぇ?』
「お姐様、お忘れですか?
クラッセは過去に一度あの道化師を屠っている事を。」
『ん~、あのコ不安定だからあまり使いたくないのよねぇ。』
「しかし魔王様、今の魔王様の状態は万全とも言いがたいです。
件の人形との魔力的なリンクを断つ方法も考えなければならないかもしれませんよ?」
『仕方がないわねぇ…。
クラッセを呼んで。』
「控えております、魔王「殿」。」
クラッセが執務室に入ってくる。
「確かに私は過去にあの道化師を屠っております。
ヤツと対峙しても私ならば、問題ありません。
今回、問題となっている「人形」を捕縛すれば宜しいのですね?」
『え...えぇそうよ。
だけどクラッセ、まさかあなた...?』
「私に束縛系は効きませんよ。
それに状態異常も。だから当然「呪い」もね。
最初は効いていましたが、自然解呪しました。」
『…なら、何故私に従うのかしらぁ?』
「あなたなら、私の望む「世界」を見せてくれると確信したからです。
あなたは本当は...優しい方だから。
多分、人、魔族。両方にとって良い方向へ導いてくれる。」
『く、下らないわぁ...。
私は、私の好きなようにするだけよぉ...?』
魔王の頬が紅く染まっている。照れているのだろうか。
「私は、私の意志で魔王「殿」、あなたにこの剣を捧げます。
どうか配下として、加わる事をお許しください。」
スッと剣の柄を魔王に捧げる女剣士。
『フ、フン!
あなたは既に私の配下なのよぉ?
ま、まぁ正式には任命してなかったから今この時を持ってあなたを配下に加えるわぁ。
魔剣士クラッセ。貴方の宣誓を私は受理します。』
剣を受け取る魔王。
「ありがたき幸せ。
私は魔剣士として魔王殿、あなたに尽くします。
そして私は貴方の理想の世界を作るための最強の矛となりましょう。」
ソフィア、エレクトラがクラッセの様子を見て微笑みあう。
「やはり、クラッセは自分から魔王様の配下になったわね。
実際この国は、魔王様が統治されてから良くなっているもの。」
「そうですね。
お姐様は、人との接し方が不器用なだけで本当はすごく優しい方。」
魔王の考えを理解していなかった当初と違い、今の彼女たちは魔王の考え、理想を知っている。
「堕ちた」としても今の彼女たちは誇りを持って「堕ちている」のだ。
『さて、高山の町に行くわよぉ?
今回は私とクラッセの二人でいくわぁ。』
「魔王様、お気をつけて。
確かに私たちでは足手まといになる恐れがありますね。」
「お姐様、ご武運を」
「主様...お帰りをお待ちしております。」
『さぁ、クラッセ。行くわよぉ?
-転移呪』
「御意。
皆、行ってくる。」
二人は高山の町へ飛ぶ
~続く~
ッと言うわけで第2話終了でございます。
女剣士が何と、自動解呪スキル発動で洗脳まで解除しちゃいましたよ!
しかし、魔王の理想を知った上で「魔剣士」として仲間入り!
しかもソフィア、エレクトラ共にある程度以前の記憶と融合して、自己の意思で「堕ちている」状態との事。
さぁどうなんの!?な展開の第3話、近日公開しますのでお楽しみを!
少し、リアルが多忙になりましたので暫くお時間が空くかもです。。。
-おしたり
前回は微エッチなシーンを入れてみましたが、、、
いかがでしたでしょうか?
そして今回は高山の町が。。。。?
では、どうぞ!
高山の町でユニコが覚醒した頃、深淵の国、魔王の城執務室にて。
『?
何かしらぁ?』
「?
お姐様?
どうかされました?」
『ん~。
何かしらねぇ。
何か違和感があると言うのぉ?
ぞわっとしたのよぉ』
「魔王様、最近案件が多くお疲れなのでしょう。
本日はお休みになられてはいかがですか?
我らで解決が可能なものをこなし、魔王様でないと難しい案件意外は済ませておきます。」
『そうねぇ。
じゃあお願いしようかしらぁ?』
「かしこまりました。
栞、魔王様を寝室へお連れしてもらえるかしら?」
「かしこまりました。
主様、こちらへ。
後で消化の良いプリンをお持ちしますので。」
『んふ…。
たまには休むのも良いわねぇ。』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして1週間ほど経ったある日、伝令が執務室に駆け込んでくる。
「ま、魔王様!
高山の町との連絡が途絶えるという異常事態が発生しました!」
「さ、さらに高山の町に魔王様とそっくりな人物がいたなどの怪情報がッ」
『高山の町と言ったら先週位に調査団を派遣した町じゃなぁい?
何か「不審な人形師がいる」とかいった内容で調査団を送ったわよぉ?』
伝令が答える。
「その調査団も消息不明です。。。!」
『それに私そっくりの人?
人間で私のような容姿って珍しすぎるわよぉ?』
エレクトラが可能性を示す。
「魔王様、もしかすると...件の人形師が?」
『私に接点がないわよぉ?
それに確か人形師は材料がないと作らないんでしょお?
会った事のない人間が私そっくりに作れるのかしらぁ?』
エレクトラは考える。
-何か。。。何か引っかかる。
!
そうだ、以前人形制作を依頼したときにヤツはなんと言った!?
そう、「女の髪が必要だ」と言ったんだ!!
あの時「繰り糸の道化師」は魔王様の髪を気づかれる事無く盗んでいたんだ!!
そして、「繰り糸の道化師」が依頼主であれば、魔王様の姿形に似せる事が出来る...。
辻褄が、合う!
そしてエレクトラは進言する。
「魔王様、多分偽者騒ぎは「繰り糸の道化師」が原因かと思われます。」
『なるほどねぇ...
で、私のお人形を作ったのかしらねぇ。』
「多分、そうだと思われます。
そして、魔王様と人形、魔力的なリンクがされていると見て間違いないかと。
魔王様の不調は、リンクした際の影響と思われます。」
ソフィアがぼそり呟く。
「お姐様の精巧なお人形。。。(じゅるり)」
『…』
「…」
『まぁ、噂の元と、原因が解った訳ねぇ...。
けど、「繰り糸の道化師」が絡んでいる以上私が行くしかないかしらねぇ?』
「お姐様、お忘れですか?
クラッセは過去に一度あの道化師を屠っている事を。」
『ん~、あのコ不安定だからあまり使いたくないのよねぇ。』
「しかし魔王様、今の魔王様の状態は万全とも言いがたいです。
件の人形との魔力的なリンクを断つ方法も考えなければならないかもしれませんよ?」
『仕方がないわねぇ…。
クラッセを呼んで。』
「控えております、魔王「殿」。」
クラッセが執務室に入ってくる。
「確かに私は過去にあの道化師を屠っております。
ヤツと対峙しても私ならば、問題ありません。
今回、問題となっている「人形」を捕縛すれば宜しいのですね?」
『え...えぇそうよ。
だけどクラッセ、まさかあなた...?』
「私に束縛系は効きませんよ。
それに状態異常も。だから当然「呪い」もね。
最初は効いていましたが、自然解呪しました。」
『…なら、何故私に従うのかしらぁ?』
「あなたなら、私の望む「世界」を見せてくれると確信したからです。
あなたは本当は...優しい方だから。
多分、人、魔族。両方にとって良い方向へ導いてくれる。」
『く、下らないわぁ...。
私は、私の好きなようにするだけよぉ...?』
魔王の頬が紅く染まっている。照れているのだろうか。
「私は、私の意志で魔王「殿」、あなたにこの剣を捧げます。
どうか配下として、加わる事をお許しください。」
スッと剣の柄を魔王に捧げる女剣士。
『フ、フン!
あなたは既に私の配下なのよぉ?
ま、まぁ正式には任命してなかったから今この時を持ってあなたを配下に加えるわぁ。
魔剣士クラッセ。貴方の宣誓を私は受理します。』
剣を受け取る魔王。
「ありがたき幸せ。
私は魔剣士として魔王殿、あなたに尽くします。
そして私は貴方の理想の世界を作るための最強の矛となりましょう。」
ソフィア、エレクトラがクラッセの様子を見て微笑みあう。
「やはり、クラッセは自分から魔王様の配下になったわね。
実際この国は、魔王様が統治されてから良くなっているもの。」
「そうですね。
お姐様は、人との接し方が不器用なだけで本当はすごく優しい方。」
魔王の考えを理解していなかった当初と違い、今の彼女たちは魔王の考え、理想を知っている。
「堕ちた」としても今の彼女たちは誇りを持って「堕ちている」のだ。
『さて、高山の町に行くわよぉ?
今回は私とクラッセの二人でいくわぁ。』
「魔王様、お気をつけて。
確かに私たちでは足手まといになる恐れがありますね。」
「お姐様、ご武運を」
「主様...お帰りをお待ちしております。」
『さぁ、クラッセ。行くわよぉ?
-転移呪』
「御意。
皆、行ってくる。」
二人は高山の町へ飛ぶ
~続く~
ッと言うわけで第2話終了でございます。
女剣士が何と、自動解呪スキル発動で洗脳まで解除しちゃいましたよ!
しかし、魔王の理想を知った上で「魔剣士」として仲間入り!
しかもソフィア、エレクトラ共にある程度以前の記憶と融合して、自己の意思で「堕ちている」状態との事。
さぁどうなんの!?な展開の第3話、近日公開しますのでお楽しみを!
少し、リアルが多忙になりましたので暫くお時間が空くかもです。。。
-おしたり