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あるちゃん日誌
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新規投稿

2003年05月31日
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- Don't trust Over 30
- 久々に演劇なんぞを観て来た。
青山劇場へノコノコ出向き、「Don't trust Over 30」なんてぇ劇を。
ホリプロ × NILON100℃ SPECISL SESSION って事で。昭和を舞台にした「東京のSF」上演したケラさんへ、ホリプロの偉いさんが「オレも昔バンドやってたけど。GSとか、あの辺の題材にした演劇やってほしいな」と声掛けられて。じゃあ、ホリプロ全面協力でと。かなり大掛かりな舞台が可能となったのでした。
ナイロン100゚C主宰のケラリーノ・サンドロヴイッチの新作書き下ろしは、初ミュージカル。 80年代ニューウェイヴ・テクノバンド「有頂天」で活躍したケラ。当時から凝ったプロモーション・ビデオ製作したり、その中に海外コメディアンへのオマージュなどが盛り込まれていたりで、一癖あり気ではあったが。インディーズ・レーベル「ナゴム」主宰としても「人生(後の電気グル−ヴ)」「筋肉少女隊(大槻ケンヂ在籍)」「たま」などを世に送り出すなど、多彩な顔を持った人なんで。いつもの作・演出から、作詞・作曲まで手掛け。 タイトルの「Don't trust Over 30」は、今回の音楽監督・鈴木慶一さんがリーダーであるムーンライダースのアルバム・タイトル(1986年リリース)から付けたモノ。 舞台はグループ・サウンズ全盛の1968年。2004年の東京からタイムスリップした主人公ユースケ・サンタマリアが体験する数々の受難に、ケラお得意のナンセンスな会話が花を添える。
出演は・・・。 【ユースケ・サンタマリア】 売れて良かったねぇ。スペースシャワーの「夕日のドラゴン」の頃から見てる身としては、先にトータス松本の「ウルフルズ」が売れて、ユースケの「ビンゴボンゴ」はモダチョキや電気と同じく面白かったのにパッとせず。それでも「オモロイ兄ちゃん」としてタモリなどに苛められながら出てきた時は嬉しかったなぁ。 【奥菜 恵】 松尾スズキ初のミュージカル「キレイ」で舞台に目覚めたか!?今回もハジけてました。60年代ファッションがグー! 【大山犬子】 劇団「健康」時代からのケラの盟友。少女から賢い少年(アルジャーノン君)、女性、老婆、化け物・・・と何でもこなす驚異の小型生物。声優としてポケモンの「ニャース」も 【みのすけ】 ナイロンより。人が良さそうで邪悪な人物が良く似合う。コンプレックスを抱えた人物も。あと、「代々木♪」と呟きながら徘徊する持ち芸もあり。TVコマーシャルでは「超熟」にて小林聡美さん(実生活では三谷幸喜の嫁)の若亭主役を好演。 【三宅弘城】 これまたナイロンより。バカやらせれば天下一品 【峰村リエ】 これまたナイロン。デカ女やらせりゃ天下一品 【秋山菜津子】 これまたケラ人脈。いい女からババアまで、女の業を演じ切り・・・ 【たま】 (石川浩司、和久寿焼 滝本晃司) ナゴム人脈。劇中に演奏シーンあり。存在感は相変わらず凄い。特にランニング着たドラム。晩年のナゴム・レーベルは赤字続きだったらしいが、「たま」の大ヒットで赤字清算!今回は恩返しか?ケラさん偉くなったのに・・・。 【井上 順】 この人の出演で、60年代の雰囲気がグッと盛りあがる存在感!スパイダースの順&マチャアキ時代からコメディアン振りを発揮していた芸達者!GS映画でも「スパイダースのバリ島珍道中」など、順&マチャアキ・コンビのお陰で娯楽昨に仕上がった傑作多し!今回はユースケの父役だが、ユースケのバンド出演に合わせて、しっかり自分もミリタリー・ルックに衣装変えしてるシーンは白眉!!!
また鈴木慶一さんも、自曲をミュージカル用にアレンジしたり、グループサウンズ風のオリジナル楽曲をバンド演奏用に書き下ろしたりと大活躍!(一曲目のメロトロン・サウンドは、60年代してて感激だったなぁ〜)
3時間半の長尺を感じさせない、テンポの良い展開・セリフに酔いつつ終演を迎え。 心地いい疲れと満足感を胸に帰路に着き。最後に再度感じた「チケット代、9千円分を楽しませようとしてくれるのは嬉しいが、仕掛け多すぎ!“吊り”多すぎ!」の感想。
“ピーターパン”じゃないんだから(笑)。
◆5/30(後楽園ホール・東日本新人王予選4R)の試合結果 ○ミニマム級 武井真一 不戦勝 猪又慎吾 磯辺浩司 判定 トミー後藤 ○バンタム級 大村明良 TKO4R 斎藤純彦 荘司基之 判定 柴沼美光 ○Sバンタム級 家住良太 TKO2R 小池和博 大友武蔵 判定 菅谷 学 石橋光伸 判定 遠藤弘樹 中村幸之進 TKO4R 誠うみ猫 橋本 均 判定 佐多浩二 ○フェザー級 小林大輔 KO1R 本橋正行 円谷篤史 TKO3R 荒井大樹 足立龍也 引分 内藤一朗 ○Sフェザー級 方波見吉隆 判定 山内基功

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