IAEA査察官 被ばくか
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IAEA査察官 被ばくか

10月6日 5時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

IAEA=国際原子力機関の査察官など3人が、ベルギーにある核廃棄物の処理施設で定期査察を行っていたところ、事故が起き、被ばくした可能性があることから、IAEAで詳しい状況を調べています。

これはIAEAが、5日、報道機関に対し、発表したものです。それによりますと、ベルギー北部のデッセルにある核廃棄物の処理施設で4日、IAEAやEU=ヨーロッパ連合の査察官など3人が定期査察を行っていたところ、放射性物質による汚染事故が起きました。3人はただちに避難して、放射性物質を取り除く除染措置が施され、被ばく量や健康状況などの詳しい検査を受けているということです。また、施設はベルギー当局によって直ちに密閉されたことから、放射性物質の屋外への流出はなかったということです。これについて、処理施設を管理する企業は、3人が放射性物質の入った容器を点検していたところ、誤って床に落としたため容器にひびが入ったと説明しています。ヨーロッパでは、先月、フランスの核廃棄物処理施設が爆発して1人が死亡する事故が起きており、原子力発電所の保有国のみならず、原発の安全確保を進めるIAEAの管理能力も今後、問われることになりそうです。