ちまたの旬な話題から、日本の未来像を問うテーマまで。


小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」

BLOGOS編集部
小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」

なんかもう国家論やめたくなったなみたいな(笑)。


―さきほど、批判を覚悟でやってらっしゃるとのことでしたが、小林先生は、メディアが取り上げない、タブーのようなテーマにも取り組んで、常に戦っているなというイメージがあります。次に取り組んでみたいテーマはなんでしょうか?

小林:なんかもう国家論やめたくなったなみたいな(笑)。効果がないな、みたいな。なんかもうちょっと別のことやれんかなとか、こればっかりやってもしょうがないなとか。難しいんだよそこは。

―「国家論」に取り組みはじめたのは98年の「戦争論」からですよね。「靖國論」、「天皇論」、「修身論」、国防論と。

小林:ずっとやってきたけど、これで変えられるかなっていうのが。なんか難しくなってきたなと。
わしだってやっぱりもっといろんな表現をしたいよ(笑)。もうちょっと違う漫画も書きたいなとか。

―また「おぼっちゃまくん」を?

小林:そうだね。おぼっちゃまくんに戻るかどうかはわからんけど、フィクションも含めて、違う漫画も描きたいなという欲望もあるよね。

―ただ、我々の世代だと、やはり他のメディアが取り上げないテーマに関しては、小林先生の漫画から知識を吸収した、という人も多いと思いますが。

小林:そっかあ。伝わってるひともいると思うんですけどね。とてつもない読者もいるなっていう風に思うような手紙が来たり、Amazonのレビューで散見することもある。
読者アンケートが来るでしょう?あれを見ていると、すごいな、よくここまで行間を読んだなという人もいるからね。あとはそういう人達に期待するかな、という感覚もありますよね(笑)。

―今日はありがとうございました。

(9月29日、東京・渋谷にて)

プロフィール


小林よしのり(こばやし よしのり)
1953年生まれ。福岡大学在学中の1976年に漫画家デビュー。代表作に、「東大一直線」「おぼっちゃまくん」など。最新作「国防論」を含む「ゴーマニズム宣言」シリーズは1992年から続く。

ゴー宣道場YouTube











関連記事


型破りの自衛隊広報誌「MAMOR」編集長に直撃インタビュー

3456789

コメント / 簡単コメント | みんなのコメントを見る(551)

注目のテーマ

暴力団排除条例でどう変わるのか?

10月1日、暴力団排除条例が最後に残っていた東京都と沖縄県でも施行。全都道府県で効力を発揮することになった。

スティーブ・ジョブズ氏死去

オバマ大統領をはじめ、世界中の企業トップからもジョブズ氏の死を悼む声が寄せられている。

新製品は"iPhone 4S"

アップルは新製品iPhone 4Sを発表した。10月14日に国内発売。従来のソフトバンクに加えてKDDIからも。

BLOGOS 編集部

» 一覧

BLOGOSをスマホで見よう

スマートフォン版
アプリ版BLOGOSをダウンロード(無料)
ケータイ版
QRコード
携帯サイトのQRコードはこちら
http://m.blogos.com/

BLOGOS メルマガ

close なぞり検索

検索リスト

この機能をOFFにする