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小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」

BLOGOS編集部
小林よしのり氏「もう国家論やめたくなった。わしだってもっといろんな表現をしたいよ」

近隣諸国の危険を隠そうとしているマスコミ


―自衛隊は予算が削減されている一方で、むしろ役割は大きくなっていると思います。尖閣諸島では中国、竹島では韓国、北方領土は長年ロシアとの問題もあります。先日、尖閣諸島事件の中国人船長の釈放は、やはり”政治判断”だったということが報道されました。結局振り回されるのは海上保安庁や自衛隊のみなさんだろうと思うんです。

小林:そうですね。

―こういう状況をあまり意識しない国民、また情報も伝わってこない現状をどう思いますか?

小林:実際に中国の人民解放軍がどれだけ拡大を続けていて、潜水艦がどこを通って何を狙ってるのか、とか、ロシア軍機が日本列島一周している、などの話を、知っている人間は知ってるんだけど、どの新聞にも載っているわけではないし、テレビでもしきりにそれを報じてはいないよね。

それを報じると、日本のナショナリズムが刺激されて、中国何するものぞみたいな感覚が芽生えて、防衛費の拡大とか、自衛隊が軍隊になっていくという世論を作ってしまうだろうな、という風に考えるわけでしょう?マスコミの人間も。そこを隠そうとしているというのはひとつありますよね。

ナショナリズムを刺激するということがやっぱり左翼の学者というのはものすごく嫌うよね。それこそオリンピックとかで、日本を応援してたって、あれはナショナリズムじゃない、プチ・ナショナリズムだとかって言う言い方で、なんとかして過小評価しようとする感覚がものすごく働くのがありますよね。その延長線上に朝日新聞とかそういうのもあるのだろうし。日本人をどこかで信用していない。日本人は沸騰すると、たちまち攻撃欲むき出しにする、という風に思っているんでしょうね。一方で中国人は優しい人達だから、そういうことはないという風に思ってるのか、見ようともしないのかもしれない。

その辺のおばさんだろうと誰だろうと、中国がどこまで出張ってきているかとか、何企んでいるのか、とか、こういう危険性があると知っているような状態になっちゃったときに、日本人は一体どうするんだろうか?自衛隊を軍隊にしようと言うのかどうか?今のこの状態ではそれがわからないわけよね。知られないように操作されてるから。

でも、それがだんだん、知られるようになってきてるわけだけどね。昔のようには封印できない状況が出てきた。そういうところにおいては、YouTubeだとか、ネットの活躍があるわけだな。

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