民主党の小沢元代表は、6日の夜遅く、東京都内の自宅で体調の不良を訴え、救急車で病院に搬送され入院しました。
小沢元代表は、6日午後11時すぎ、東京都内の自宅で体調の不良を訴え、救急車で都内の病院に搬送されました。関係者によりますと、小沢氏は腰の痛みなどを訴えていて、意識ははっきりしているということですが、検査を受けるため、そのまま入院しました。小沢氏の秘書は、7日午前2時前に記者団に対し「今、検査をしている。きょうの午後、担当医が説明をする」と述べました。小沢氏は、6日、東京地方裁判所で開かれたみずからの政治資金を巡る事件の初公判に出廷したあと、夕方には国会内で記者会見しました。そして、夜は、東京・赤坂の飲食店で、みずからに近い議員と食事をし、都内の自宅に戻っていました。
小沢元代表は、6日は裁判の初公判に出廷し、朝から夕方まで裁判所にいました。小沢元代表は、午前9時半前に東京地方裁判所に入り、法廷でおよそ8分間にわたってみずからの主張を強い口調で読み上げました。その後は自分の席に背筋をまっすぐ伸ばして座り、法廷でのやりとりをじっと聞いていました。関係者によりますと、昼の休憩の間は、軽食を取った程度だったということです。午後4時前に閉廷する際に裁判長から「次回の裁判にも必ず出席するように」と言われると「はい、分かりました」とうなずきながら答えていました。
小沢元代表の裁判は、次回は今月14日に開かれ、元秘書の石川知裕衆議院議員が事情聴取中にひそかに録音していたテープが法廷で初めて再生されることになっています。小沢元代表が裁判に出廷できなければ、裁判は延期されることになります。