話題

文字サイズ変更

福島第1原発:収束に従事の50代作業員死亡

 東京電力は6日、福島第1原発事故の収束作業にあたっていた50代の男性作業員が同日朝に死亡したと発表した。作業員の死亡は3人目。5日の朝礼時に体調不良を訴えた。自力では歩けない状態で、治療を受けていた。

 東電によると、男性は協力企業の作業員で、8月8日から水処理タンクの設置作業をしていた。1日平均3時間、計46日間作業して被ばく線量は計2.02ミリシーベルトだった。東電は「被ばく線量は小さく、死亡との因果関係はない。過重労働にもあたらない」としている。

 また、福島原発事故による放射性物質の影響や避難に伴う損害賠償請求訴訟が6日までに約10件に上ったと発表した。【関東晋慈】

毎日新聞 2011年10月6日 20時47分(最終更新 10月6日 21時17分)

 
Follow Me!

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東海大学:サイエンスマスター育成

広い視野をもった理系の人材育成が目標