画家の元永定正さん死去 ユーモラスな抽象絵画豊かな色彩と柔らかな形によるユーモラスな絵画で知られた画家の元永定正(もとなが・さだまさ)さんが3日午後9時42分、前立腺がんのため兵庫県宝塚市内の病院で死去した。88歳。三重県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は画家で妻の中辻悦子(なかつじ・えつこ、本名元永悦子)さん。 1955年、吉原治良さんらの前衛美術グループ「具体美術協会」に参加。絵の具のたらし込みなどによる躍動的な絵画で脚光を浴び、国内外で活躍した。その後、単純な形態による詩的な抽象表現に転じ、おかしみのある題名とともに人気を集めた。 【共同通信】
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