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東日本大震災:野菜の「なでしこ直売店」にぎわう 川俣

「なでしこ直売店」を営む藤原かつ子さん(右)と康男さん=福島県川俣町で2011年10月5日、竹内幹撮影
「なでしこ直売店」を営む藤原かつ子さん(右)と康男さん=福島県川俣町で2011年10月5日、竹内幹撮影

 福島県川俣町飯坂の県道沿いに野菜の直売所「なでしこ直売店」が先月開店し、にぎわっている。福島第1原発事故で計画的避難区域に指定された飯舘村に一時帰宅する人が寄ることも多いという。店を開いた藤原かつ子さん(63)は「帰れる日が早く来るといいねと話します。会話することで、私が元気をもらっています」と笑顔を見せた。

 店名は、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本代表にあやかった。かつ子さんと夫康男さん(63)が出店を考えていたころ、チームがW杯で躍進し「感動と勇気をもらいました」。

 店はプレハブ建てで広さは12畳ほど。福島県内外の野菜のほか、果物、花なども販売している。【竹内幹】

毎日新聞 2011年10月5日 20時12分(最終更新 10月5日 20時18分)

 

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