北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(失踪当時13歳)の47歳の誕生日に当たる5日、両親の住む川崎市で「拉致問題を考える国民大集会in神奈川」が開かれ、めぐみさんが好きだった唱歌「おぼろ月夜」を両親や参加者約750人が一緒に歌い、無事の帰国を祈った。
集会は政府の拉致問題対策本部などが主催。めぐみさんの父滋さん(78)はあいさつで「皆さんの関心が(拉致問題解決の)最大の力になる」と訴え、母早紀江さん(75)は「拉致と認められたのは(失踪から)20年たってから。きっとまた、突然良い知らせが来ると信じている」と話した。
ステージには「HAPPY BIRTHDAY MEGUMI」と書かれたケーキも用意され、横田夫妻は笑顔を見せた。
めぐみさんは中学1年だった1977年11月15日、下校中に新潟市の自宅近くで拉致された。
毎日新聞 2011年10月5日 20時29分