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事件
【放射能漏れ】原発沖セシウム濃度、事故前の最大58倍
2011.10.5 19:31
[放射能漏れ]
文部科学省は5日、東京電力福島第1原発沖で、海水中に含まれる放射性セシウム濃度を測定感度を上げて調べた結果を公表。セシウム137の最高値は原発の東約180キロで1リットル当たり0.11ベクレルと、事故前の58倍だった。
8月下旬、原発から130~340キロ離れた宮城県から千葉県にかけての11地点で海水を採取。セシウム137は0.0012~0.11ベクレル。2009年に原発から約25キロの海域で測定した際は最大で0.0019ベクレルだった。
セシウム134の最高は原発の東沖約180キロで同0.079ベクレル。千葉県銚子市沖の2カ所では検出されなかった。
従来の方法では6~9ベクレルより低い濃度では検出されず、原発から離れた海域ではほとんど「不検出」となり、原子力安全委員会が感度を上げて調査するよう求めていた。
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