震災直後の情報収集 ラジオが有効
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震災直後の情報収集 ラジオが有効

10月2日 4時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災が起きたあと、情報を得るために役立ったメディアは、震災が起きてから数時間はラジオが最も有効だったという調査結果がまとまりました。

調査は、大学の研究者やITの専門家などでつくるグループが、ことし7月に岩手、宮城、福島の3県に住むおよそ2800人を対象にインターネットを通じて行いました。それによりますと、東日本大震災で激しい揺れが起きてからの数時間に情報を得るために最も役に立ったメディアは、▽ラジオが64.7%と最も高く、▽次いでテレビが32.1%、▽携帯電話などで見るワンセグ放送が24.2%でした。一方、震災から1週間後から1か月後までに役に立ったメディアは、▽テレビが82.4%、▽インターネットが53%、▽新聞が48.7%でした。調査を行った「情報支援プロボノ・プラットフォーム」代表の会津泉さんは「大震災の発生直後は広い地域で停電したため、電池やバッテリーで動くラジオや、携帯電話などで見るワンセグ放送が有効だった。インターネットなどの情報機器は、情報量は多いが、停電への対策を進める必要がある」と話しています。