個人的に敬意を払いたいと思うモデルをご紹介したいと思います。
RESPECT02 SUREFIRE C2/Z2
すでに、"LEDが流行っている"という言い方よりは、"LED時代に入った"と言ったほうがよいかもしれませんね。フィラメント時代の最後を飾るにふさわしい高性能なフラッシュライトで一世を風靡したSUREFIRE社も、昨今は存在感が薄れた印象もあります。しかし、その中でも、道具としてのユーザビリティの点で最高峰にあると思うのが、この"コンバットグリップ"を装備したシリーズです。
現行のラインナップはさまざまですが、大きく分けるとクリップのついていないZ2タイプ(Z2、M3、Z2-Sなど)と、クリップのあるC2タイプ(C2、C3、M2、L5など)に分かれます。
『拳銃と一緒に扱うものでしょ?日本じゃいらないじゃん』
というご意見もあるかと思いますが、これがどうして、なかなか使い勝手がいいのです。
皆さんには釈迦に説法のようになってしまいますが、コンバットグリップとはこういうものです。(下記画像の上側2写真)
写真1
このような持ち方ができることで、逆手に握って親指でテールスイッチを押す、という従来の弱点が緩和されています。
特に、帰宅時に駅から家まで、あるいは駐車場から家まで徒歩で帰るようなシチュエーションでは大変便利です。上の写真3のように持ち歩くと、指に引っ掛けるような感じで保持出来るので、単純に楽だというのが一点。そして、下記の写真のように、ちょっと使う場合にも大きく腕を動かす必要がない点もあります。
下記の2枚の写真をご確認ください。コンバットグリップのほうが、腕を動かす範囲が少ないことがわかると思います。
写真2
写真3
写真3の左側は通常のフラッシュライトの構え方、右は少し変則的なみぞおちの前あたりで構えたものです。どちらも、必要に迫られた時には問題はないのですが、日常生活の中では少し動作が大きくなり、不便な感じもあります。
また、写真1の右下、写真2の右端のようにあらかじめ持っていれば、ほとんど腕を動かす必要はありません。通常のコンバットグリップより不安定なので、個人的には好みませんが、こちらのほうが好みだという人もいますね。
最近では、(SUREFIREの特許を回避しながら)同様の握り方をするライトが各社から多く出ています。また、もっとテールスイッチに近い位置に指掛けを設けたシガーグリップ(注射器持ち)のライトも、枚挙にいとまがないほどです。
それらを考慮すると、この握り方がどれほど懐中電灯の歴史に影響したかがわかると思います。
コンバットグリップのライトは、フラッシュライトの基本である逆手握りはもちろん、常時点灯の場合の順て握りでも段差に指をかける事ができるので安心です。シガーグリップができるライトも、コンバットグリップができるライトも持っていない、という方は少ないかもしれませんが、もしいらっしゃればせひ試していただきたいですね。
現状、コンバットグリップができる1CR123Aライトはありません。コンバットグリップをするにはスイッチから指掛けまでに距離が必要になるからです。これを今開発中の1CR123Aタイプで実現したいのですが…やはりなかなか難しいですね。