東日本大震災:太平洋岸浸水は535平方キロ

2011年8月4日 22時27分

 国土交通省は4日、東日本大震災で津波被害を受けた青森から千葉までの太平洋沿岸6県62市町村を対象にした調査結果を公表した。浸水区域は約535平方キロで、このうち4割以上は浸水の高さが2メートルを超えた。浸水区域の被災建物は約22万棟で、うち全壊(流失など含む)は約12万棟。浸水の高さが2メートルを超えると建物が全壊になる割合が大幅に増えることも分かり、同省は被災市町村ごとに整理した分析結果を提供し、復興計画策定に活用してもらう。

 浸水区域の約535平方キロは山手線内(約63平方キロ)の約8.5倍。広いところは宮城県石巻市約57平方キロ、仙台市約47平方キロ、福島県南相馬市約37平方キロ。浸水の高さは2~4メートルが22%、4~8メートルが14%、8メートル超が7%で、浸水区域の4割以上を占めた。【樋岡徹也】

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