100年余りの歴史を持つ上海で最も古い繁華街!
こんにちは、上海ナビです!人民広場と外灘を結ぶ「南京東路」は上海で一番歴史のある繁華街です。南京東路の開発が始まったのは租界時代の1851年、当時は「花園横丁」と呼ばれていました。その後上海の都市開発が進むにつれどんどん賑わいを増し、馬車の往来が多いことから「大馬路」と呼ばれたそうです。中華人民共和国建国後は「南京東路」という名前が付けられ、1999年からは完全歩行者天国になりました。
南京東路は、上海では珍しく中国らしさを色濃く残す繁華街です。中国雑貨を扱うお店や老舗レストランなどが軒を連ね、西洋の香り漂う魔都上海ではなく中国の一都市としての上海を感じることができます。また、南京東路の一部(西蔵路交差点から河南中路交差点まで)は歩行者天国になっていますので、車を気にせず自由にウィンドウショッピングを楽しめるのもうれしいですね。租界時代の建物も見逃せませんよ!
では、上海で最も古い繁華街「南京東路」を歩いてみましょう!
アクセスが便利!
南京東路の魅力の一つはアクセスの良さです。地下鉄1,2号線「人民広場」駅の6号口または7号口から地下道を少し歩いて地上に出れば、そこにはもう歩行者天国が広がっています。また周辺にはバス停も多くあります。
こちらが人民広場側の歩行者天国の始まりです。「南京路歩行街」と刻まれた石の前は、記念写真を撮る人などでいつも賑わっています。
地下道を出て左側にあるのは1934年に建てられた老舗デパート「上海第一百貨店」です。南京東路に建つ四大百貨店の中で唯一中国人によって設計されたアールデコ様式の建物です。
「上海第一百貨店」の目の前にあるのが「百聨世茂国際広場」です。こちらのデパートには最新のブランドショップやコスメカウンターなどが多く入っていて若者には大人気なんですよ。
「上海第一百貨店」の隣は「東方商厦」、こちらも老舗の大型デパートです。
「東方商厦」から少し進んだところにあるのが「上海市泰康食品有限公司」です。上海特産のお菓子などお土産にピッタリの商品がたくさん置いてあります。
「上海市泰康食品有限公司」の横でお灸の屋台を発見!カイロのように体に張るだけというお手ごろなお灸です。
その奥には、日本でもお馴染みの「ピザハット」や、水餃子の有名店「大娘餃子」があります。南京東路はファーストフードやカフェ、レストランなどが多いので、買い物で疲れてしまっても休憩場所に困ることはなさそうですね。
「ピザハット」などが入っている建物は、南京東路四大百貨店の一つ「上海市第一食品商店」です。1926年に建てられた古典様式の建物は外から眺めても興味深いですね。またこちらのデパートは中国最大の食品専門店でもあります。北京や天津のお菓子など、中国各地の特産品を揃えていますので、いつも混雑していますが行く価値ありですよ!
「上海市第一食品商店」の手前には、広東料理の老舗レストラン「新雅粤菜館」があります。
「新雅粤菜館」の横の路地から見えるのは、北京料理の老舗レストラン「燕雲楼」です。
横には「宝大祥」という子供服やおもちゃを扱うデパートがあります。
四大百貨店の一つ「上海時装商店」は1917年創業のクラシックホテル「東亜飯店」と同じ建物内にあります。1926年に建てられたこちらの建物は南京東路のほぼ中心地に位置しています。
こちらのクラシックカーやバスの中はなんと可愛いお店屋さんになっています。5元から10元程度でお茶やジュース、アイスクリームなどが買えますので、歩きながらいかがですか?
こちらは大型デパートの「永安百貨」です。南京東路と浙江路の交差点に位置しています。
浙江路との交差点に建つのは有名なクラシックホテル「七重天賓館」です。1階にはショッピングセンターも入っています。
浙江路を越えてすぐ左側にあるのが「市第一医薬商店」です。こちらは漢方薬の老舗「北京同仁堂」の系列店ですので、安心して漢方を買うことができます。
「市第一医薬商店」の横にあるビルは日本の大手アパレルメーカー「ITOKIN」です。シルク製品などが日本よりもリーズナブルな価格で手に入ります。
大きなスクリーンと巨大なステージのある「世紀広場」は1万人を収容できるイベントスペース。旧正月や国慶節などの祝日には催し物が開催されます。去年のカウントダウンにはジャッキー・チェンが来たそうです!
世紀広場の両サイドにはオープンカフェがあります。晴れた日はここでゆっくりコーヒーでも飲みながら賑やかな南京東路を眺めるのもいいですね!
世紀広場の斜向かいには、カフェやファーストフード、衣料品店などが入った建物が並んでいます。
こちらは「老大房食品商店」、1階は月餅など中国のお菓子がたくさん売られています。2階はカフェになっていて中国茶などを飲むことができます。
福建中路を少し入ると中国茶葉を扱う「浙江商店」があります。2階では1階で選んだお茶を楽しむことができます。
福建中路を越えて右側に「ソフィテル・ハイランド・ホテル」があります。最上階のスカイラウンジからは黄浦江や浦東が一望できますよ!
「ソフィテル・ハイランド・ホテル」の1階には「ハーゲンダッツ」が入っています。
「ソフィテル・ハイランド・ホテル」の向かいには刃物専門店の「上海張小泉刀剪総店」があります。剃刀から中国包丁まで、いろいろな刃物が置かれています。
「上海張小泉刀剪総店」の横には1882年創業の漢方専門店「蔡同徳堂」があります。中国医療の資格を持つお医者さんもいる老舗ですので安心してお買い物ができますね。
向かいにあるのは「新世界休閑港湾」。足つぼマッサージの「桃源郷」や美食街が入っていることでも有名です。
「マークトン・プラザ」は中国製の服や靴を扱うデパートです。
翡翠や水墨画の掛け軸などを扱うお店「朶雲軒」です。お値段は少し張りますが、中国の伝統工芸品がお好きな方は、店内を見てまわるだけでも楽しいですよ。
「圣徳娜商厦」は夜になると看板のネオンがとても華やかなデパートです。中国製の服などを扱っています。
建設中のデパート「宏伊国際広場」です。南京東路では歩行者天国の拡大計画が進んでおり、何年か後には外灘まで延長される予定だそうです。
人民広場側でもみた「南京路歩行街」が見えたら歩行者天国は終わり。この先、外灘までは徒歩約10分ほどです。
南京東路にはこのような小さな売店がたくさんあります。カメラのフイルムや電池、ミネラルウォーターなどが売られていて便利です。
歩行者天国内で運行されているちんちん電車のようなこの乗り物、実は電気自動車なんです!いろいろな形があるので選んで乗りたいですね。日本の企業の広告が付いた車両もあるそうですよ。料金は大人片道2元、子供1元です。
南京東路の歩行者天国は夜景スポットとしても有名です。デパートやレストランのネオンがキラキラと輝きます。
いかがでしたか。観光客や地元っ子で毎日賑わう南京東路は、老若男女を問わず誰でも楽しめる繁華街です。特に目的がなくても、ただぶらぶら歩くだけでいろいろな発見がありますよ。半日かけていろいろなお店を回るのもいいし、電気自動車に乗って中国の風を感じるのも素敵ですね!また、老舗レストランを始め飲食店が多いのもうれしいですね。たっぷり時間をかけて上海一の繁華街を歩いてみましょう。以上、百年の歴史を持つ繁華街から上海ナビがお伝えしました!