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最も参考になったカスタマーレビュー
480 人中、464人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アジアカップ優勝の分岐点は長谷部の笑顔にあった。,
By アッシュ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (単行本(ソフトカバー))
語られる内容の多くはとてもシンプルな考え方ですが、娯楽や誘惑の多い現代で実践できている人はなかなかいないんではないでしょうか?
納得させられたのが長谷部にとって心は『鍛える』ものではなく、『整える』ものということ。 毎日の行動、体調管理、整理整頓、人付き合い、睡眠等のノウハウを『いかに心を整え、平常心を保つか?』という観点に集約して語られていきます。 読み進めていくうちに彼の人間性の根底にある謙虚さや誠実な心が他者への敬意、公徳心につながっているのだと思い、現代の日本で失われつつあるこの点の素晴らしさを再確認することができました。 ちなみに私はスポーツの審判の経験があります。 アジアカップのシリア戦、川島がレッドカードで退場した時のこと。 長谷部の主審へのアプローチが本を読む前から印象に残っていました。 審判といえど人間ですので、100%正確で正しいジャッジはあり得ません。 ミスジャッジをしてしまった時、審判はわかっていても1度出した判定を覆すことはできません。 選手や監督の抗議により結果を覆すと審判の威厳、存在意義がなくなってしまうからです。 審判は試合の流れを変えてしまうミスジャッジをしてしまった時、どこかでうまく帳尻を合わせることを考えたりするものです。 明らかなミスジャッジ、しかも退場+PKという最悪の判定でしたが、長谷部は冷静に、そして笑顔で話しかけていました。 不満をぶつけるのではなく、敬意を持って笑顔で対応したことで、その後岡崎が倒された時にPKを取ってくれたんだと思います。 シリア戦の主審は、準決勝の韓国戦でも副審を務めており、延長前半のペナルティエリアライン上の際どいPKを正しくジャッジしてくれました。 もしシリア戦で感情に任せて審判に不満をぶつけて悪い印象をもたれていたらどうなっていたでしょう? 反感を買っていればきっとPKを取ってくれず、日本が決勝に進むこともなかったと思います。 この様に大舞台で力を発揮し冷静な対応ができた背景には、彼が普段から取り組んできた心を整える習慣があったからこそ。 いかに日常の習慣や環境作りが自分に影響を与えているか?ということに気がつかせてくれる良書です。
369 人中、356人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ファンでなくても、長谷部選手の真摯な生き方に感動,
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レビュー対象商品: 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (単行本(ソフトカバー))
スポーツファンでもなく、長谷部選手の事もこの前のアジアカップで知った様な自分が、たまたま仕事の関係で読みました。
スポーツ選手のメンタルトレーニングHow To 本のような体裁をとっていますが、中身は全然違います。 自分の好きなものを職業として身を立てて行くことの、素晴らしさと厳しさがよく分かる本です。スポーツ選手なんて華やかな生活を送っているに違いないと思っている人は、本書を読めば予想が外れます。まるで全身全霊をサッカーに捧げたお坊さんのような、どこまでもストイックな生き方。それらが、気負いなくさらさらと、アジア杯までのエピソードに絡めて紹介されています。文章も上手く、ユーモアもあり、説得力があります。 興味も行動も消費も「拡散」しがちな今の世の中で、どうやって「集中」を手に入れるのか。27才の青年にこのような本が書けるなんて、と感心させられました。実年齢と魂の年齢は比例しないのでしょう。すでにいい大人で特にスポーツファンでもない自分も、いろいろと考えさせられ、反省させられました。 進路や生き方に迷う若い世代を始めとして、広く読まれる価値のある本だと思います。
283 人中、268人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新しいタイプと考えるのは歳のせいか,
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レビュー対象商品: 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (単行本(ソフトカバー))
サッカー日本代表のキャプテンを務めた男である。
テレビで見たときから今までとタイプが違うなあと感じていた。 体育会っぽくないのである。 本を読むと印象通りの人間で、何か納得すると同時にこういうタイプの人間が出てくる時代になったのだなあと何か歳を感じてしまった。 感謝を忘れず、整理整頓を行い、それが心を整えることになる。 本は最近読み始めたらしいが、心にとまったところはノートにつけ、それを読み返す。 コンディションを整えるためにシーズン中は酒を飲まず、夜遊びもせず。 髪型もそれに気を取られるのが嫌で、また、高校の恩師の教えもあり黒髪短髪にしている。 睡眠を重視し、寝る一時間前から音楽をかけ、香を焚き、アロマをつける。 かと言って、心に秘める競争心は激しく、これと決めたら殴り合いをしてまで譲らない。 凄い男だ。 自己自制心、闘争心、調和、感謝、向上心、これらがバランス良く配合されている。 そして、『みんなで日本サッカーを強くしていくこと』に使命を感じていると言う。 勝利の女神が微笑まない訳がない。 今までの、ちょっと違うサッカー選手だな、から、尊敬すべき人間へと変わった。
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