2号機“水素爆発ではなかった”
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2号機“水素爆発ではなかった”

10月2日 7時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故について、東京電力が会社内に設置している事故調査委員会のこれまでの調査で、2号機で起きたとされる爆発は、水素爆発ではなかったという見解をまとめていることが分かりました。

福島第一原発の事故では、3月12日午後に1号機が水素爆発を起こしたのに続いて、14日午前に3号機でも水素爆発が起き、15日早朝に2号機と4号機でほぼ同時に爆発が起きたとされていました。このうち15日早朝の爆発について、東京電力が会社内に設置した事故調査委員会がこれまでにまとめた中間報告の案によりますと、爆発は、原発敷地内の地震計に記録されていた振動の分析から、午前6時すぎの1回だけで、振動の波形などから4号機の水素爆発とみられ、2号機では水素爆発は起きていないということです。ただ、2号機は、ほぼ同じ時刻に原発の原子炉を収める格納容器の下部にある圧力抑制室の圧力が急激に下がっていることから、何らかの原因で圧力抑制室などが損傷したみられるということです。東京電力は、会社内の事故調査委員会でまとめた中間報告の案について、今後、社外の専門家からなる検証委員会でさらに調査や検証を重ねたあと、中間報告として公表する方針です。