B級グルメの祭典「中日本・東海B-1グランプリin豊川」で4位になった名張市の「隠(なばり)(名張)牛汁協会」メンバーらが29日、同市役所を訪れ、亀井利克市長に入賞を報告した。亀井市長は「会場を牛耳るほどの人気だった。来年こそ優勝だ」と健闘を称えた。
同グランプリは24、25日に愛知県豊川市であり、牛汁協会は初挑戦だった。伊賀牛をふんだんに使った「牛汁」を2日間で5500食売り、投票対象の18団体中、4位に入賞した。
大会には亀井市長も「応援団長」として駆けつけ、接客などを担当。協会の林一樹事務局長は「食材全てに地元産を使ったのは牛汁だけ。町ぐるみの応援があったのも名張だけだった」と胸を張った。
奥田哲也会長は「牛と言えばこってりのイメージだが、あっさりした牛汁の意外性が県外の人に受けた」と好成績を分析。「東海のみそ文化にも受け入れられて自信になった。名張に足を運んで食べてもらえるよう、これからも頑張りたい」と抱負を語った。【矢澤秀範】
〔伊賀版〕
毎日新聞 2011年9月30日 地方版